ドラマ『HEART ATTACK』
2025-11-26 13:31:22

Black Cat White Cat Musicが手掛けたドラマがアジアの舞台で評価を受ける

Black Cat White Cat Musicが劇伴を担当したドラマ『HEART ATTACK』がアジア舞台で評価



株式会社Black Cat White Cat Music(所在地:東京都渋谷区、CEO:松宮聖也)が制作したドラマ『HEART ATTACK』が、11月28日と29日にインドネシア・ジャカルタで行われる「30th Asian Television Awards」Best Drama Series部門にノミネートされました。この素晴らしいニュースは、国際舞台での日本のドラマの評価が高まっていることを示しています。

ドラマの概要と音楽の役割


本作品は、寛一郎と三浦透子が主演をつとめ、昨年3月にはフジテレビの動画・電子書籍配信サービス「FOD」で全エピソードが配信されました。Black Cat White Cat Musicが手掛けた劇伴は、シーンを彩るバックグラウンド音楽ではなく、登場人物や物語の世界観を音で表現することに注力しています。超能力により迫害されるキャラクター「ヴァリアント」と、その彼らを管理しようとするVCM機関の対比を音楽で表現しました。

ヴァリアントに対しては、よりオーガニックで感情に富んだ音質が使用されています。一方、VCM機関側には無機質でインダストリアルなサウンドが取り入れられ、音楽的コントラストによって物語全体の緊張感を際立たせる仕組みです。このようなアプローチにより、登場人物の内面や物語の葛藤がしっかりと聴衆に伝わります。

音楽とビジュアルの融合


さらに、音楽制作には視覚的要素も巧みに取り入れられています。スラム街で生活するヴァリアントのシーンでは、缶を叩く即興的な音が加えられ、リアルなサウンド表現で世界観を強調しています。また、制作された20〜30曲のテーマは物語の進行に応じてリアレンジされ、キャラクターの心理的変化に反映されています。これにより、音楽は単なる背景ではなく、物語を牽引する重要な要素となっています。

国際的な評価を得た作品


さらに、『HEART ATTACK』は、今年9月に台湾で開催された「ContentAsia Awards 2025」より、Best Drama series made in Asia for Regional and International Market部門で銀賞を受賞しました。この国際的な評価は、作品の質の高さを物語っています。

音楽ディレクターのErik Reiff氏は、「このドラマでは、視覚と音楽が一体となることで、観客に登場人物や物語世界を深く体感させることを重視しました。フジテレビが我々の新しいアプローチを受け入れ、実現できたことに感謝しています」とコメントしています。

Black Cat White Cat Musicとの連携


Black Cat White Cat Musicは2018年に設立され、東京、ロサンゼルス、タリンを拠点にしています。映画や広告など幅広い分野で映像音楽を手掛け、国を超えてアーティストとするコラボレーションで知られています。海外から日本への音楽、また日本から海外への音楽制作というビジョンを持ちながら、幅広いジャンルで活動を続けています。

今後も『HEART ATTACK』を機に、日本のドラマが国際的にどのように評価されるか、非常に楽しみです。


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