日本香堂が発表した「母の日参り俳壇」入選作品
今年も全国から多くの心温まる作品が集まり、日本香堂が開催する「母の日参り 俳壇」の入選作が決定しました。この公募は、母の日をテーマに、お母さんとの絆を詠んだ俳句を募集するもので、今年で4回目を迎えます。
応募作品数と選考の経緯
今年は応募期間がわずか20日間にも関わらず、前年を大きく上回る2,108句が寄せられました。入選作は、お笑いトリオ「パンサー」の向井慧さんと、フルーツポンチの村上健志さんによって選ばれました。彼らは、選ばれた作品をTBSラジオの番組「パンサー向井の#ふらっと」内のコーナー「#ふらっとポスト」にて朗吟し、リスナーと共に作品の解釈を楽しむ時間も設けました。
朗吟された入選作品
入選した4句の中には、さまざまな親子の心情が詠まれています。ここでは、そのいくつかを紹介しましょう。
- 村上さんはこの句について、母親と作者がともに年齢を重ねていく中で生まれる感謝の気持ちを、心地よい映像で表現している点を評価しました。無言の感謝が伝わる「湯船をそっと見る」という行動が心に響きます。
- 向井さんは、この句が表現する現実感に触れ、子どもが成長していく中で感じる軽やかさと同時に、おばあちゃんの死という事実をどう受け止めるのかを考えさせられる素晴らしい作品だと賞賛しました。
- 母子の照れくさい関係が詠まれたこの句も、村上さんの目を引く作品となりました。特に、亡くなったお母さんに対しての感謝の言葉が言えない複雑な心情を描猜なしています。
- 向井さんは、この句の打ち間違いからお母さんの愛らしさがあふれているとし、それが俳句の中で巧みに表現されている点を称賛しました。
特別賞受賞作の紹介
また、「母の日参り」パートナーシップ企業による特別賞も発表されました。これには、様々な団体が関与し、受賞者にはそれぞれの企業からのお祝いも用意されています。特別賞受賞作には、例えば「妻となる 君と母の日 参りかな」の句があり、これは一般社団法人日本石材産業協会からの受賞作品です。
「母の日参り」とは
「母の日参り」とは、近年広がりを見せている新しいご供養の習慣で、母の日に故人の墓を訪れたり、花や香りで故人を偲ぶ活動を促進しています。2009年から推進されているこのキャンペーンは、日本香堂が中心となり、様々な団体が協力して行っています。
このように、心のこもった俳句が集まる「母の日参り 俳壇」。毎年多くの人々に、母親への感謝を再確認する機会を提供するこのイベントは、今後も注目されること間違いありません。皆さんもぜひ、来年の応募を検討してみてはいかがでしょうか。希望溢れる、この強い絆を感じる俳句に触れることができる貴重な機会です。
詳しい情報や入選作品は、
特設ページをご覧ください。