バレエとアクションが織り成す壮大さ！新たな『海賊』公演の魅力

壮大な舞台が蘇る！NBAバレエ団『海賊』の新展開

2025年6月7日（土）および8日（日）、新国立劇場中劇場にて、一般財団法人NBAバレエ団が上演する新たな『海賊』が注目を集めています。この作品は、2018年に初演され、瞬く間に人気を博した久保綋一版『海賊』をさらに進化させたものです。特に、新垣隆氏が提供した新作楽曲や、剣術アクションの導入が、大きな話題となっています。

新たな物語の深淵に迫る

新国立劇場での本公演では、バイロンの名詩『コルセア』を基にしたドラマティックなストーリー展開が魅力です。特に注目すべきは、主人公コンラッドの内面的葛藤です。彼は、荒々しいが高貴なキャラクターであり、正義と野心の狭間で揺れ動きます。この作品では、恋愛要素を控えめにし、男たちの誇りや海賊団の結束を重視。バイロンの詩が持つ壮大なスケール感を体現し、一冊の叙事詩を観ているかのような感覚を観客に提供します。

音楽の新たな旋律が響く

新垣隆氏が手掛ける楽曲は、バレエの動きを一層引き立てるものとされています。彼の楽曲は、登場人物の心情を深く描き、物語の展開において重要な役割を果たします。観客は、ただの背景音楽としてではなく、ダンサーたちの動きをダイナミックにする「物語の主役」としての音楽を体感することができるでしょう。

美学とリアリティの融合

さらに、国内外で活躍するファイトディレクター新美智士氏によって振り付けられた剣術アクションが、新たな『海賊』の見どころの一つ。また、宝満直也氏が手掛ける振付も注目です。彼は、クラシックバレエの伝統を尊重しつつも、現代的な感性を交えた独自のスタイルで観客を魅了することで知られています。バレエならではの優雅さと剣術の迫力を融合させたシーンは、観客に新たな興奮をもたらすことでしょう。

公演概要

本公演の日時は、2025年6月7日（土）14:00開演（開場13:30）および18:00開演（開場17:30）、そして6月8日（日）16:00開演（開場15:30）です。チケット料金は、S席9,900円、学生席2,000円（25歳以下）と、幅広い層のお客様に親しんでいただける価格設定になっております。特に、障がい者への配慮もされており、車いすなどの席も用意されています。