2025年のこどもの日調査！男の子の祝い方は体験重視の傾向に

2025年こどもの日調査結果！男の子家庭の祝い方

2025年のこどもの日（端午の節句）に関連した調査が、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディによって実施されました。調査の結果、男の子家庭の祝い方には興味深い傾向が見られ、特に体験を重視する傾向が強まっていることが明らかになりました。

五月人形・こいのぼりの購入実態

調査によると、男の子の家庭で五月人形やこいのぼりを購入する世帯は約半分（46.7%）に達し、その内訳は「両方購入」17.4%、「五月人形だけ購入」22.4%、「こいのぼりだけ購入」6.9%となっています。対照的に、2025年の1月に行われた女の子家庭の雛人形に関する調査では、約7割（65.7%）が購入または購入予定があると回答し、男の子家庭の購入意欲がやや低いことがうかがえます。

端午の節句の飾りつけ

また、端午の節句において、男の子の家庭では約8割（79.5%）が五月人形を飾り、約4割（44.4%）がこいのぼりを飾ると回答しました。この数値は、雛人形を持つ女の子家庭での約9割（88.1%）が雛人形を飾るという結果と比べると、やはり男の子家庭は少数派であることが分かります。

購入金額の傾向

五月人形やこいのぼりの購入金額についても調査され、その結果、いずれも“5万円以下”が主流であることが分かりました。五月人形では約5割（53.6%）が3万円～5万円未満の価格帯を選び、こいのぼりに関しても約9割超（91.4%）が5万円未満とのことです。興味深い点は、雛人形の高価格帯にあたる10万円以上のものを選ぶ家庭も、男の子の慶事に比べて多いという点です。

伝統を感じる祝い方

さらに、調査結果をもとにして、購入しない家庭の傾向も浮かび上がりました。「飾る場所や収納スペースがなく、思い出づくりを重視している」という声が多く聞かれ、実際に家族で節句料理を楽しんだり、端午の節句関連のイベントに参加するという体験型の活動が人気を集めているようです。

コンパクトなスタイルが要因か

調査結果によると、五月人形は主にコンパクトで省スペースのアイテムが選ばれています。特に横幅1メートルまでのタイプが約9割（95.3%）に達し、こいのぼりも長さ1メートルまでのものが約7割（65.0%）を占めています。このような背景から、現代の家庭における祝い方がより手軽でアクセスしやすいものへと進化していることが明らかにされました。