ピープルが手掛ける新たな挑戦!
2025年10月上旬、玩具メーカー・ピープル株式会社が新しく提供するデジタル知育サービス「さわるTECH(テック)」が発売されます。このサービスは、40年以上の歴史を持つピープルが初めて挑むデジタル領域における柱となるものです。
企業のパーパスに支えられた背景
ピープルは2022年に「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい」という企業理念を掲げ、従来のおもちゃのみならず、より広い視野で子どもたちの好奇心を探求しています。その中で、子どもたちが親しむデジタル技術との関わりを考え、デジタル依存に対する懸念を抱く保護者に向けても新しい解決策を提供するべく、「さわるTECH」を開発しました。調査によると、約8割の保護者が子どもにデジタル端末を触らせることに対して不安を抱いていることが分かっており、ピープルはその課題に挑もうとしています。
歴史ある挑戦と進化するおもちゃ
1985年に発売された『いたずら1歳 やりたい放題』は、子どもが触れたくなる日用品をおもちゃに変え、知育玩具の新たな市場を切り開いてきました。今や、子どもたちの関心はデジタル世界にも及んでいます。「さわるTECH」は、デジタルデバイスを使って好奇心を引き出し、能動的な遊びを促進することを目的にしています。
子どもたちがデジタルデバイスをただ受け身で使うのではなく、自らが興味を持って使いこなすことで学びや楽しみを見出せる場を提供します。
共同開発による新たな「感触体験」
また、ピープルは株式会社東海理化と共同で、ハプティクス技術を用いた「感触ペン」を開発しました。この感触ペンは、子どもがさまざまな感触を認識できるよう200種類以上の異なる触覚体験を提供します。特に幼児期、視覚や聴覚よりも感触が重要視される時期に、独自のアルゴリズムで体験することにより、記憶の定着や集中力の向上が期待できるのです。
デジタルと現実の融合
「さわるTECH」では、デジタルでの遊びが「いつでも」「どこでも」「好きなだけ」行えるのが大きな特長です。日常生活での制約を超えて、子どもたちが安全に興味をもって遊び、学ぶことが可能になります。特に、デジタル内での「切りたい放題」といった遊びの好奇心も多様に広がることでしょう。
さらなる展望とユーザーへの期待
「さわるTECH」は、発売時にはiPad専用で提供され、月に約10テーマの新しい遊びが更新される予定です。これにより、保護者にとっても安心して子どもをデジタル体験に触れさせる機会が生まれるでしょう。さらに、発売前にはモニターモデルを募集するとのことなので、興味のある方はぜひこの機会を利用してみてください。
ピープルは今後も「子どもの好奇心がはじける瞬間」を大切にしながら、 Playful Learningを再定義していくことでしょう。