手話の舞台、感動の物語
2025-07-15 10:48:29

山脇立嗣脚本「舞台手話通訳付き」公演決定 - 観ることでつながる家族の絆

山脇立嗣による感動の舞台「わたしのこえがきこえますか」



来る2025年9月4日から9月8日まで、東京都豊島区のシアターグリーン BASE THEATERにて、山脇立嗣の脚本による舞台『わたしのこえがきこえますか』が上演されます。本公演は、「舞台手話通訳付き」での上演となり、舞台を通じて観客が手話やろう者の歴史に深く触れられる機会を提供します。チケットは7月15日から一般販売が開始されますので、興味のある方はお見逃しなく!

公演の背景とテーマ



この作品は、旧優生保護法の影響を受けた過去の歴史を背景に、時代の変化と家族の絆を描いています。1948年から1996年まで続いたこの法律は、精神障害や知的障害を理由に、本人の同意なしに不妊手術を行うことを許可したもので、様々な人々の人生を著しく変えてしまいました。特に、昨年政府が亡くなった被害者の方々に謝罪したことを契機に、このような社会問題に関心を持つ人が増えています。

本作は、そんな時代背景の中で、耳の聞こえない娘とその家族の愛の物語として展開されます。2020年に未曾有の事態が起こる中で、老夫婦が亡き娘の13回忌を迎える準備をする様子が描かれ、ここで思い返される1966年の出来事が物語の核となります。耳の聞こえない娘、和美が妊娠した際、彼女の気持ちを伝えたのは看護師の清原であり、その後、和美は家族に対して「産みたい」という気持ちを必死に訴えます。まだ世の中では手話が「手真似」と揶揄されていた時代、その感動的な家族の絆と闘いの物語は、多くの人々に観覧され、深い理解を促進したいという期待が寄せられています。

公演概要



  • - 公演期間:2025年9月4日(木)〜9月8日(月)
  • - 会場:シアターグリーン BASE THEATER(東京都豊島区南池袋2-20-4)
  • - チケット:一般5,000円、高校生以下3,500円/A&Bセット券一般9,000円、高校生以下6,000円
  • - さらに障害者割引として各券種500円引きが用意されています(要予約)。

出演者とスタッフ



本公演には、多様な才能が集結します。Aチームには別府康子、黒田利夫、小野瑞季、山田さおり、宮本伊織が、Bチームには片山美穂、宮川知久、新里乃愛、春田ゆり、副島風が出演し、それぞれの役を生き生きと演じます。

スタッフには、演出を担当する千田恵子(劇団青年座)、照明・音響の松田充博、楽曲提供の余田崇徳など、実力派が揃います。手話監修は佐山信二、舞台手話通訳は荻谷恵によって行われ、舞台の魅力が一層引き立てられます。

社会的な意義と目的



本作品は、ただのエンターテイメントに留まらず、障害を持つ人々への理解を深める一助となることを目指しています。2025年11月に東京で開催される「デフリンピック」を控え、共生社会の実現に向けての理解促進が求められる中、この舞台がその一歩となれることを願っています。

チケット情報と公演詳細



チケットはカンフェティでの販売が開始されます。具体的な購入方法や、舞台の最新情報は公式サイト(https://www.teamcrescent.com)にて確認可能です。公演に向けた熱い想いを感じるこの機会をお見逃しなく、多くの方に足を運んでいただければと思います。


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