手話通訳サービス開設
2025-10-28 09:26:55

ファミリーマート、デフリンピックに合わせたオンライン手話通訳サービスを導入

ファミリーマートが進めるオンライン手話通訳サービス



株式会社ファミリーマートが、2025年11月に東京で開催される「デフリンピック」に向けた画期的な取り組みを発表しました。これまでのコンビニエンスストア業界にはなかったオンライン手話通訳サービス「ミライロ・コネクト」を、デフリンピックの会場周辺の48店舗で導入します。これにより、すべてのお客さまが安心して利用できる店舗づくりが進められます。

背景と目的


ファミリーマートは、聴覚や言語の障がいを持つ方々のために、レジカウンターに指差しシートやコミュニケーションボードを設置するなど、ふだんからサポート体制を強化しています。2025年11月に開催される「デフリンピック」は、社会全体に多様性への理解を促進する絶好の機会。ファミリーマートでは、このチャンスを利用し、さらに進化した店舗サービスを目指すことになりました。

オンライン手話通訳サービスの仕組み


「ミライロ・コネクト」は、特別なアプリがなくても利用できる便利なサービスで、店舗に設置された二次元コードを読み取ることで手話通訳者に接続されます。お客さまがスマートフォンで手話を使い、ストアスタッフが音声で応答することで、リアルタイムでのスムーズなコミュニケーションが実現します。利用フローは以下の通りです:
1. 店内の二次元コードをスキャン。
2. 表示された画面にお名前または店舗名を入力し、呼び出しボタンをタップ。
3. 手話通訳者とつながり、通訳がスタート。

このシステムは、流れがシンプルで誰でも容易に利用できるため、安心してお買い物が楽しめるでしょう。

スタッフのトレーニング


導入店舗のスタッフには、手話講習会や動画マニュアルを通じての教育が行われています。手話検定の資格を持つ社員が監修した研修プログラムによって、すべてのストアスタッフが手話技能を磨くことが期待されています。また、店舗全体でのサービス品質の向上に繋がるよう、よう一丸となって取り組んでいく方針です。

ユニバーサルマナーへの取り組み


さらに、ファミリーマートでは「ユニバーサルマナーBOOK」を全店舗に配信し、すべてのお客さまに寄り添った接客を促進しています。このマニュアルは高齢者や障がい者、外国人、妊婦の方々への理解を深め、各々のニーズに応じたサポートを強化することを目的としています。

コメント


この新たなサービスの導入にあたって、ミライロの代表取締役社長である垣内俊哉氏は、2024年に施行される改正障害者差別解消法の重要性を説明し、国民のニーズに応えるべくファミリーマートの取り組みの重要性を強調しました。また、一般財団法人全日本ろうあ連盟の山根昭治氏も、デフリンピックを契機として手話サービスがコンビニで利用できることに感謝の意を示しています。

2025年11月4日から30日までの期間中、このオンライン手話通訳サービスは全日9時から18時の間で利用可能。ファミリーマートは、今後も多様なニーズに応えられる店舗を目指し、取り組みを続けていく方針です。

私たちの利便性を支えるコンビニエンスストアが、手話でのコミュニケーションを可能にすることで、より多くのお客さまが安心して訪れることのできる場に成長することを期待しています。


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