千葉さざなみ幼稚園受賞
2025-10-15 15:18:47

千葉さざなみ幼稚園が2025年度グッドデザイン賞を受賞!地域とのつながりを重視したデザイン

千葉さざなみ幼稚園が2025年度グッドデザイン賞受賞



最近、株式会社ジャクエツが設計した「学校法人 羽田学園 認定こども園 千葉さざなみ幼稚園」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。この幼稚園は単なる預ける場所の枠を超え、地域の文化や風習を子どもたちに伝え、地域への愛着と誇りを育む重要な役割を担っています。

デザインの背景と意義



千葉市高洲地区は、かつて遠浅の海が広がっており、涼を求める人々で賑わう納涼台が存在しました。しかし、1960年代からの埋め立てにより変化を余儀なくされました。そのような土地の歴史を反映する形で設計された千葉さざなみ幼稚園では、園名や貝殻を使った土壌がかつての海の記憶を引き継いでいます。地域の記憶を未来につなげることを設計の指針とし、子どもたちが新たな社会経験を積む場としての役割を果たしています。

施設の特徴



この幼稚園の中心には、地域の人々と交流できるアトリウムが配置されています。ここから保育室が繋がり、全体を囲むガラスの回廊が「輪」を象徴しています。この回廊は地域に向かって伸びて、かつて存在した納涼台とのつながりを再現し、保育室から玄関へ通じる小道が設けられています。この小道により、園舎が地域と自然に一体化し、保護者や地域住民が交流を深める余白として機能します。

審査委員からの高評価



グッドデザイン賞の審査委員からは、納涼台を想起させるデザインが評価され、地域の記憶と子どもたちの愛着を育む姿勢に共感が寄せられました。特に、吹き抜けのアトリウムが子どもたちの集まる場となり、その周囲の回廊がセキュリティーラインとなる一方で、地域と開かれたつながりを生んでいる点が指摘されています。内部から見ると、回廊のディテールが丁寧に作られており、地域の風景を楽しむことができます。地域の人々は、園児たちの笑顔に日々触れることで、より豊かな生活を送ることができるでしょう。

まとめ



千葉さざなみ幼稚園は、単なる教育の場を越えて、地域とも密接に結びつくことを目的とした素晴らしい設計が評価され、多くの期待を集めています。地域の文化を伝えながら、未来を担う子どもたちの成長を支える重要な役割を果たしています。これからも地域の歴史を受け継ぎ、新たな価値を創出していくことでしょう。

株式会社ジャクエツについて



株式会社ジャクエツは1916年に創業し、「未来は、あそびの中に。」というスローガンのもと、さまざまな空間の企画や設計を手がけています。地域社会や施設の課題解決に向けたワンストップサービスを提供し、子どもたちの成長とともに広がる「未来価値」を生み出すことに注力しています。興味のある方はぜひ、株式会社ジャクエツの公式ウェブサイトにアクセスしてください。


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