核実験を止めた女性たち
2025-04-10 09:43:30

核実験を止めた女性たちの真実を描く新刊が登場!

新刊『サイレント・フォールアウト』のご紹介



新たに出版されるドキュメンタリー書籍『サイレント・フォールアウト アメリカ核実験を止めた女性たちとその真実』は、映画監督の伊東英朗氏による長年の取材をもとにした、核実験廃止を目指した女性たちの感動的なストーリーを描いています。この本は2025年4月23日に株式会社河出書房新社より発売予定です。

この作品は、1960年代にアメリカで起きた核実験に対する女性たちの闘いを扱っています。放射能が広がり、健康被害を被る人々が増える中、アメリカ政府はその実態を隠蔽し続けますが、セントルイスに住む勇敢な女性たちは「自分たちで調べなければ、子どもたちの命は守れない」と立ち上がりました。彼女たちは、科学者たちと協力し、子どもたちの乳歯を集めることで、放射線の影響を調査し、核実験の実態を世に知らしめることに成功したのです。

本書には、徹底した現地取材を行った上での30人の証言や4000ページもの文書をもとにした詳細なデータが含まれ、当時のアメリカの核実験がもたらしたさまざまな影響が浮かび上がります。特に、ジョン・F・ケネディ大統領を動かすまでの女性たちの奮闘は、歴史的な意義を持つものとなっています。加藤登紀子氏の推薦もあり、読者の期待も高まります。

目次の概要


本書は、プロローグからエピローグまで、核実験の真実やそれに対する女性たちの行動を数章に分けて詳述しています。第一章では、核実験の風下地域に住む人々の苦悩を描き、続く章では、実際に集められた乳歯が果たした役割を紹介します。また、現代においてもなお続く「不都合な真実」を通して、未来を生きる子どもたちのために何が必要かも考察しています。

著者の背景


伊東英朗氏は1960年に愛媛県で生まれ、幼稚園教諭を経て、2000年からテレビの世界に入り、ドキュメンタリー制作を中心に活動してきました。核実験に関する取材は2004年から始まり、以降も毎年関連テーマで番組を制作し続けています。特に映画『X年後』シリーズや『SILENT FALLOUT』は国内外で高く評価され、多くの賞を受賞しています。このように、長年にわたる研究と取材の成果が本書に凝縮されています。

作品の意義


本書の意義は、核実験の影響を受けた人々の声を届けることです。現代社会においても、核の問題は他人事ではありません。歴史から学び、未来に向けた行動の重要性を訴えるこの本は、核に関心のあるすべての人々に、新たな視点を与えることでしょう。女性たちの力強い行動が今も語り継がれるべき理由を、ぜひこの一冊から感じ取ってください。

購入情報


  • - 書名:サイレント・フォールアウト アメリカの核実験を止めた女性たちとその真実
  • - 著者:伊東英朗
  • - 発売日:2025年4月23日
  • - 定価:2,200円(税込、本体価格2,000円)
  • - ISBN:978-4-309-03956-5
  • - 詳細情報はこちらから確認できます。


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