華やかな朗読劇
2026-06-20 20:26:19

音楽朗読劇『陰陽師』が華々しく開幕!豪華声優陣と生演奏のコラボレーション

音楽朗読劇『陰陽師』が2026年6月20日、東京建物ぴあシアターで華やかに幕を開けました。この作品は、夢枕獏の名作小説『陰陽師』を原作として、豪華な声優陣による朗読と、二胡やピアノの生演奏が融合した特別なステージです。

『陰陽師』は、平安時代を背景に、天才陰陽師・安倍晴明とその忠実な友人・源博雅の物語を描いています。1986年に初めて発表されて以来、多くのメディアに展開されてきたこのシリーズは、今年で40周年を迎え、非常に多くのファンに支持されています。朗読劇は2024年からの上演が始まっており、2025年に続く今年の公演は、これまでの好評を受け、3度目の開催となります。

今回の公演では、第1巻『陰陽師』に収録の「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「蟇」「鬼のみちゆき」と、第2巻『陰陽師 飛天ノ巻』から「下衆法師」「露と答へて」の合計5つのエピソードが約90分にわたり朗読されます。日替わりキャストによる演技とともに、生演奏が物語の世界へと観客を誘います。

初日となった6月20日の14時公演では、安倍晴明役に櫻井孝宏、源博雅役には日野聡が出演しました。会場には草木や雪洞、几帳が配置されており、平安時代の雰囲気を醸し出しています。二胡の甘建民とピアノの南保ひとみが奏でる音楽は、まさに観客を平安の都へと連れ戻す素敵な導入部となりました。

出演者たちが登場した際の衣装も印象的でした。林祐人、菊田千瑛、荻野佳奈が白を基調とした衣装で出迎え、櫻井と日野は黒の羽織をまとい、全体的に雅な雰囲気を演出しています。その美しいビジュアルに加えて、演技のクオリティも高く、特に櫻井の知的でありながらもユニークな晴明と、日野の真面目で温かみのある博雅のキャラクターが絶妙に対比を成しています。彼らのかけあいからは自然な息の合ったやりとりが生まれ、観客を数度も笑わせる場面も見受けられました。

特筆すべきは、彼らの周囲で多彩な役を演じ分けた林、菊田、荻野の演技です。その存在感はこの舞台の支えとなり、特に荻野の印象的な演技が心に残りました。彼女が演じた「鬼のみちゆき」のシーンでは、その恐ろしくも美しい演技に観客は引き込まれました。

音楽部分では、二胡の流麗な旋律が晴明のキャラクターを、ピアノのリズミカルなメロディが博雅を表現しているかのように、演奏がストーリーと深く繋がっていきます。このように、出演者や演奏者、スタッフのクリエイティビティが絡み合い、観客はまさしく“雅な闇”という特別な体験を楽しむことができました。

これからも、音楽朗読劇『陰陽師』の公演は続きます。ぜひ、贅沢なひとときを体験しに足を運んでみてください。


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