令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰候補者の募集
文部科学省では、令和8年度の科学技術分野において顕著な成果をあげた個人やグループを称えるための表彰制度を実施しています。この制度は、科学技術の研究開発、及びそれに関する理解促進に寄与する活動を奨励することが目的です。今回は、候補者の推薦を行う機関からのエントリーを受け付けています。
表彰の対象部門
文部科学大臣表彰の対象は複数の部門に分かれており、以下のように区別されています。
1.
科学技術賞
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開発部門: 社会や経済への新たな貢献を果たした研究や発明を行った個人やグループ。
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研究部門: 我が国の科学技術の発展に寄与する可能性のある独創的な研究を行った個人またはグループ。
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技術部門: 地域経済を支える優れた技術を開発した個人またはグループ。
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理解増進部門: 青少年や国民への科学技術の理解を深めるための啓発活動を行った個人またはグループ。
2.
若手科学者賞
40歳未満(出産・育児などで研究ができなかった場合は42歳未満)の研究者で、高度な研究開発能力を示す顕著な業績を有する方。
3.
研究支援賞
- 新設されたこの部門では、研究開発の推進に顕著に寄与した活動を行った個人またはグループが対象です。
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開発マネジメント部門と
高度技術支援部門が新たに設置されました。
4.
創意工夫功労者賞
自らの創意工夫により科学技術の進歩に貢献した個人やグループが対象となります。
候補者の推薦手続き
推薦は文部科学省が指定する機関からのみ受け付けており、個人からの応募は基本的に受け付けていません。ただし、科学技術賞(研究部門)や若手科学者賞に関しては、日本国籍を有し海外で活動する者については個人推薦も可能です。
例年、女性候補者や中小企業からの推薦が少ないため、これらのカテゴリに対する積極的な推薦が求められています。候補者の推薦は、推薦要領に従って行われ、必要書類の提出も指定された期限内に行う必要があります。
提出期限
- - 科学技術賞、若手科学者賞、研究支援賞の各部門:
- 推薦期限: 令和7年7月22日(火曜日)17時
- 推薦期限: 令和7年9月22日(月曜日)17時
書類は電子媒体および紙媒体での提出が求められますので、注意が必要です。郵送先と提出方法についてもあらかじめ確認しておきましょう。
説明会の開催
推薦機関に向けた説明会がオンラインで開催される予定です。参加希望の機関は指定されたフォームから事前登録が必要です。
まとめ
この表彰制度は、科学技術の発展に貢献する者を広く称賛し、未来の科学者たちの意欲を高める重要な機会です。推薦機関や候補者がしっかりと制度や手続きについて理解を深め、積極的に応募してほしいところです。詳しい情報は文部科学省の公式サイトをご覧ください。