テノール歌手であり彫刻家でもある秋川雅史が、2025年のコンサートを控え、さらなる注目を集めています。2007年の国民的ヒット曲「千の風になって」で広く知られるようになった秋川は、今や音楽活動と彫刻制作の両方で美の世界を探求し続けています。彼は2001年にデビューして以来、テノール歌手として全国各地を巡る一方で、彫刻家としての活動にも力を入れてきました。
特に、2021年から参加している「二科展」の彫刻部門での連続入選が彼の才能を証明する一因となっています。今年、彼は「木彫アクティオンゾウカブトとスマトラヒラタクワガタ」で5年連続の入選を達成しました。これにより、彼の存在感はますます増しています。
2025年9月26日、東京オペラシティコンサートホールで開催される「秋川雅史コンサート 東京2025」では、入選作品も展示される予定です。今年度の新作「木彫アクティオンゾウカブトとスマトラヒラタクワガタ」を含む、過去の作品がロビーで観られる機会が提供されます。これにより、来場者は歌声とともに、彼のアートの側面も楽しむことができるでしょう。
秋川は過去の入選作品として、「木彫楠公像」(2021年)、「木彫龍図」(2022年)、「木彫蛙と蛇」(2023年)、そして「木彫ヘラクレスオオカブトとギラファノコギリクワガタ」(2024年)があり、これらは彼が追求する「対決」をテーマにした彫刻作品です。これらの彫刻において、観察とタッチによるリアリティの追求が、彼の作品に躍動感を与えています。
秋川の制作過程に触れると、彼の熱意がひしひしと伝わります。「アクティオンゾウカブトとスマトラヒラタクワガタ」をテーマにした作品では、特に「重量感」を重視し、切り株を土俵のように使ったものとなっています。アクティオンゾウカブトは特に低い重心で構えるため、相撲における押し出し技のような姿を彫刻で表現しています。こうした構想には、彼の昆虫への深い愛情と知識が根ざしています。
作品の制作にあたっては勤勉さが求められ、特に腹部の表現には多くの苦労を要しました。細かいディテールを表現するために特殊な道具を使うなど、彫刻の奥深さを感じられる作業が展開されます。彼は常に参考資料を観察し、自然の形状からインスピレーションを得ており、これが実際の作品に息吹を宿すのです。
秋川雅史は、視覚に留まる彫刻だけでなく、音楽にも情熱を注いでいます。東京2025のコンサートでは、彼自身の音楽と彫刻作品が共演し、観客にとって特別な体験を提供します。アートと音楽のコラボレーションにより、新たな境地を開く秋川雅史の挑戦にぜひご注目ください。2015年にはクラシックの枠を超えて記録を残してきた彼の成長を、今後も見逃せません!
【コンサート情報】
- - 日時: 2025年9月26日(金) 12:00開場 13:00開演
- - 会場: 東京オペラシティ コンサートホール
- - 出演: 秋川雅史、ピアノ伴奏 小島さやか
- - チケット: プレミアム¥9,800(税込)、一般¥7,500(税込)
- - 公式HP: 秋川雅史コンサート 東京2025
- - お問い合わせ: BSフジイベント事務局 [email protected]
秋川雅史の音楽と彫刻の双方での才能を直接その目で確かめる貴重な機会をお見逃しなく!