『火垂るの墓』配信
2025-07-15 11:53:46

名作アニメ『火垂るの墓』がNetflixに登場、特別放送も決定

名作アニメ『火垂るの墓』がNetflixで配信開始



アニメ映画『火垂るの墓』が、本日16時よりNetflixでの配信をスタートしました。同作は1988年に公開されたスタジオジブリの名作で、高畑勲監督によって制作されました。この作品は、戦争孤児である兄妹の切ない物語を描いており、戦後80年を迎える今年、改めて注目されています。

さらに、8月15日には、日本テレビ系「金曜ロードショー」で地上波放送が予定されています。この日は終戦の日でもあり、多くの人々が『火垂るの墓』を通じてその歴史的背景を考える良い機会となることでしょう。

原作の魅力



『火垂るの墓』の原作は、野坂昭如の直木賞受賞作である「火垂るの墓」です。この作品では、戦争によって翻弄された子どもたちの悲劇を独特な文体で描写しています。特に子どもたちの生存権が脅かされる様子や社会に対する無力感が読み手の心に深く響きます。また、現在、新潮文庫では「新潮文庫の100冊」フェアを実施中で、特別帯付きの本作が展開されています。

さらに、この原作小説は、電子書籍版でもKindle Unlimitedにて8月31日までの期間限定で読み放題となっています。これを機に多くの人に手に取ってほしい一冊です。

特別番組や関連情報



NHK Eテレでは、8月2日(土)23時からETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」の放送も決定しています。この特集では、高畑勲の創作にまつわるエピソードや『火垂るの墓』の深層に迫った内容が展開される予定です。

また、7月25日に発売された新潮社のPR誌「波」には、「火垂るの墓」の特集が掲載されています。特に野坂昭如と高畑勲の貴重な対談や名書評が収められた内容は、作家達の思考に触れる貴重な機会です。

一方、「芸術新潮」8月号では、麻布台ヒルズにて開催中の「高畑勲展」を4ページにわたり紹介しています。ここでも『火垂るの墓』の制作背景やその魅力について知ることができます。

作者の背景



著者の野坂昭如は、1930年に鎌倉で生まれ、数々の職を経てコラムニストとしての道を歩みました。1967年に「アメリカひじき」および「火垂るの墓」を発表し、この二作で直木賞を受賞しました。その後も、様々な文学賞を受賞する著者の作品は、広く評価されています。

最後に、戦後の歴史と人間の苦悩を理解するために『火垂るの墓』をぜひともご覧いただきたいと思います。この機会にアニメ版、原作小説ともに、多くの人々に届くことを願っています。


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