株式会社加瀬不動産活用(以下、加瀬不動産)は、2026年5月13日、株式会社マジック・ハンド及びその関連会社、株式会社GODHAND、株式会社スライト・ハンドの全株式を取得し、これらを子会社化することを発表しました。これに伴い、マジック・ハンド グループは加瀬不動産のスタジオ事業部門に統合され、より総合的な撮影関連サービスを提供していくことを目指しています。
近年、映像コンテンツの需要が多様化している中、ロケ地提供に求められるニーズも変化しています。加瀬不動産は「加瀬のロケ班」を通じて、様々な撮影シーンに適したスタジオやロケ地を提供してきましたが、今後は周辺サポートを含む利便性の向上に重点を置いていく考えです。
マジック・ハンド グループは、合成幕や背景幕、照明幕の設営及びレンタルにおいて高い技術力を持ち、数々のプロジェクトの成功に貢献してきました。新たに傘下となることで、加瀬不動産とマジック・ハンド グループのシナジーが期待されるポイントは以下の通りです。
1. サービス内容の拡充
マジック・ハンド グループを統括することで、撮影機材のレンタルを含むパッケージサービスを提供します。これにより、制作側の負担を大幅に軽減し、よりスムーズな撮影環境を実現します。加瀬不動産内での縫製や防炎加工、クリーニングなどを手がける同グループの強みを活かし、ワンストップサービスを展開することでサービスの付加価値の向上を図ります。
2. クロスセルの推進
両社が築いてきた顧客ネットワークを相互に活用し、クロスセルを促進することで、市場におけるシェアを拡大します。これにより、顧客に対してより多様なサービスを提供することが可能となります。
3. 経営効率の向上
グループ全体のバックオフィス機能の統合は、経営の効率を高める要因となります。ノウハウの共有を通じて、変化の激しい市場環境でも競争力を強化することを目指します。
新たにマジック・ハンド グループの代表取締役に就任する輿石良夫氏は、前の代表である田川聖二氏から技術・知見に関する助言を受けつつ、新体制を推進していくことになります。また、グループ全体がシームレスなサービス提供を実現するデジタル基盤の構築にも着手し、撮影スタッフがよりクリエイティブに専念できる環境を整えることを狙っています。
現在のところ、マジック・ハンド グループの商号変更や拠点移動の予定はなく、既存の取引先に対しても継続したサービスを提供していくことが告知されています。
加瀬不動産は、今後も日本の映像産業の発展に貢献するため、マジック・ハンド グループとの協力を進めていく考えです。これにより、映像制作の現場における多様なニーズに応える支援が期待されます。