新コスモス電機が開発した防爆ファン付きウェア『AIR FLOW PRO』
新コスモス電機株式会社は2025年6月24日に、国内初となるIIBT3分類エリアに対応した防爆ファン付きウェア『AIR FLOW PRO(エア フロ― プロ)』を発売することを発表しました。この製品は、職場での熱中症予防を目的に開発されたもので、特に高温環境で働く人々にとって重要なアイテムとなります。
開発の背景
厚生労働省によれば、2024年には職場における熱中症による死傷者数が過去最多の1257人に達したとのこと。このうち約40%が建設業や製造業で発生しており、食い止めるための対策が求められています。そして、2025年に施行された労働安全衛生規則の改正により、企業は職場環境や作業者の服装の管理を強化しなければならなくなりました。
職場における熱中症予防基本対策要綱では、通気性および透湿性に優れた服装の重要性が強調されています。この要件を満たすため、新コスモス電機は防爆ファン付きウェアの開発を決定しました。
新コスモス電機の皆様への貢献
新コスモス電機は、65年以上にわたり安全で快適な環境作りに取り組んできた企業です。特にガス検知器の分野で培った防爆設計技術を活かし、熱中症防止に寄与するために『AIR FLOW PRO』を製造しました。これにより、危険視されるエリアでも安心して作業ができる環境を整えることが可能になります。
『AIR FLOW PRO』の特長
1. 国内初のIIBT3分類エリア使用
このウェアは、爆発性ガスが発生する可能性のある場所(ゾーン1やIIB T3分類)で使用できることが最大の特長です。ファンとバッテリーユニットは防爆仕様で設計されており、過去50年の間に300機種以上の防爆機器を開発した実績があります。このため、安全性において信頼がおける製品といえます。
2. 小型・軽量で長時間動作
『AIR FLOW PRO』は、バッテリーユニットが約200gと軽量であり、連続して8時間動作することが可能です。一度の充電で2台のファンを同時に運転できるため、作業中のバッテリー切れの心配も不要です。
3. 高機能な通気性
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特殊な立体構造により、ウェアの肩や背中周りから気化熱を効率よく排出し、内部に涼しい空気を確保することができます。これにより、作業者は快適な環境で作業を行うことができ、熱中症のリスクを大幅に軽減できるでしょう。
まとめ
新コスモス電機が開発した『AIR FLOW PRO』は、職場での熱中症対策に新たな風を吹き込む商品となることでしょう。今後、さらなる普及が期待されるこのウェアは、発表後すぐに注目を集めること間違いありません。安全で快適な職場を目指す新コスモス電機の意気込みは、今後も私たちの期待を裏切ることはないでしょう。