夏の夜に楽しむSF映画特集
今年の夏、BS日テレではSF映画の巨匠ローランド・エメリッヒ監督による傑作が2週連続で放送されます。放送日時は7月6日と13日の日曜日、いずれも夜9時から。選ばれたのは「インデペンデンス・デイ」と「デイ・アフター・トゥモロー」。
これらの作品は、エンターテインメントだけでなく、観る者に深いメッセージを届けるものでもあります。まず最初に放送される「インデペンデンス・デイ」は、1996年制作のエイリアンによる地球侵略をテーマにした作品です。地球上空に現れた巨大な宇宙船はまさに人類の脅威であり、パニックが広がる中、大統領やパイロットたちが立ち上がります。
「インデペンデンス・デイ」:希望の物語
7月2日、地球上空に出現した巨大な宇宙船は母船から多くの小型宇宙船を放出し、主要都市の上空で静止します。最初は友好的な接触が期待されましたが、7月3日、彼らは突如、人類に対する攻撃を開始。主要都市は次々と破壊され、絶望が蔓延する中、大統領であるトーマス・ホイットモア(演:ビル・プルマン)は、この危機に立ち向かうため、パイロットのスティーブン・ヒラー(演:ウィル・スミス)やコンピュータ技師のデイビッド・レヴィンソン(演:ジェフ・ゴールドブラム)と共に反撃の策を練ります。
そして迎えた7月4日のアメリカ独立記念日、全人類が一丸となってエイリアンに立ち向かう様子は、観る者に深い感動を与えることでしょう。
「デイ・アフター・トゥモロー」:環境への警鐘
続く7月13日には、2004年に公開された「デイ・アフター・トゥモロー」が放送されます。この作品は、環境破壊が引き起こす恐ろしい現象について警告を発する物語です。古気候学者のジャック・ホール(演:デニス・クエイド)は、異常気象の到来を未然に防ごうと奮闘しますが、彼の言葉は政府や学会に無視されてしまいます。
しかし、彼の予測は現実のものとなり、世界中で異常気象が次々と発生。ロサンゼルスでは巨大な竜巻、東京では野球ボール大の雹が降り注ぐなど、想像を絶する大惨事が続きます。そして、North Hemisphere全体を覆う低気圧が確実に迫り、ニューヨークでは海面上昇による洪水の後、一瞬で凍結する恐ろしい状況が待ち受けます。
ジャックは息子のサム(演:ジェイク・ギレンホール)を救うために命がけの行動に出ますが、果たして人類はこの過酷な状況を乗り越え生き残ることができるのか、という緊迫したストーリー展開に心を奪われます。
この2作品は単なる娯楽映画にとどまらず、家族愛や人類の団結、そして環境問題への警鐘といった重要なテーマを取り扱っており、視聴後には心に深い響きを残すことでしょう。皆さんもこの機会にぜひ、BS日テレでの放送をお見逃しなく!