新音楽の扉
2025-04-24 18:32:14

障がいを持つアーティストたちが創る音楽の新境地 - Special×ONE Concert 2024

新しい音楽の扉を開くコンサート - Special×ONE Concert 2024



2024年7月6日(日)、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールにて、"Special×ONE Concert 2024"が開催されます。このイベントは、障がいを持つアーティストたちが、様々な制約を乗り越えて独自の音楽を表現するための特別なコンサートです。出演者は、片腕のギタリストや、独自の奏法を駆使するシンガーたちで構成されています。

コンサートの概要


  • - 日時: 2024年7月6日(日)13:30開演(13:00開場)
  • - 会場: 渋谷区文化総合センター大和田 6階 伝承ホール
  • - チケット: 一般3,000円、学生・障がい者・介助者2,000円
  • - 主催: Onehand MUSIC Groove

このコンサートは、障がいのある方々がどのように音楽を楽しみ、創造しているのかを知る絶好の機会です。身体的な制約があっても、その中から生まれる音楽には、演奏者の個性や情熱が詰まっています。

身体的制約を超えた表現


多くの楽器は通常の身体の動きを前提に設計されていますが、時にそれが障がいを持つ方々にとっての大きな壁となります。例えば、指一本を失っただけでも、楽器を演奏することが困難になることがあります。このような状況で、音楽を愛する人々は、自らの音楽的な表現方法を模索し、さまざまな工夫を凝らしています。中には、片手で演奏できるために楽器を改造するなど、想像力と情熱を持って音楽に向き合う方々もいます。

彼らの奏でる音楽は、単なる「不完全なもの」ではありません。シンプルな音の一つ一つには、深い感情が宿り、聴衆の心に響く強烈な力があります。その音楽は、新たな可能性を探る既存の音楽家たちにとっても刺激となり、共同の創造を促します。

活動のきっかけと過去の実績


この取り組みの背景には、団体の代表が抱える個人的な経験があります。病気や怪我によって演奏が困難になった際、彼は他の障がい者アーティストたちの素晴らしさに励まされ、「完全でなくても、自分なりに音楽を楽しむ空間が必要だ」と強く感じるようになりました。それこそが、Onehand MUSIC Grooveの設立につながったのです。

2022年から活動が始まり、これまでに2回のコンサートを成功裡に開催しました。参加者からの反響も大きく、多くの方々の心に響く感動の声が寄せられています。「力強い演奏に感動した」や「障がいに関係なくプロとしての演奏を楽しめた」と、多彩な感想が寄せられました。

また、障がいを持つお子さんたちの楽器演奏機会を広げるため、特別に設計された「スライドリコーダー」をプレゼントする試みも行っています。これは、障がい者支援において名高い国際的な団体の方々との連携により実現したものです。

未来に向けての展望


Onehand MUSIC Grooveは、今後も障がいがある方々が再び音楽を楽しみ、表現できる場を作るための活動を強化していきます。演奏者の声を集め、楽器制作者や研究者との連携を深めることで、さらなる支援を広げていく予定です。

このコンサートは、彼らが自身の可能性を再発見し、輝く舞台となることを目指しています。私たちは、音楽が持つ力と、その影響力を広げるために、引き続き発信を続けます。障がいがあることがその人の価値を低下させることはなく、逆に新たな創造性の源泉となっているのです。この機会にぜひ、特別な音楽の世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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