宇宙と万博がつながる感動のライブイベント開催決定！

宇宙と万博がつながる特別な1日

2025年7月10日、大阪のEXPO2025において、宇宙と万博を結ぶ前代未聞のライブイベント「KIBO SPACE LIVE」が開催されます。この試みは、国際宇宙ステーション（ISS）と万博会場をリアルタイムでつなぎ、地球を眺める新たな体験を提供することを目的としています。主催は株式会社バスキュールが運営するKIBO宇宙放送局で、JAXAとその活動を連携しています。

KIBO宇宙放送局とは？

KIBO宇宙放送局は、ISS内に設置された世界で唯一の宇宙の双方向配信スタジオです。2020年に開局し以来、民間企業や教育機関と協力し、数多くのライブイベントを成功させてきました。今回のイベントは、万博での宇宙とのコラボレーションの一環として、ISSからの青い地球の映像を会場の大スクリーンに映し出す予定です。これにより、参加者はまるで宇宙船の窓から実際に地球を眺めているような感動を味わうことができます。

特別な体験：リアルタイムの地球の姿

ISSは約90分で地球を1周しますが、7月10日は特別な条件により、昼夜の境目がない“白夜”のような状況が想定されています。この日に参加すれば、終始地球の美しい姿が映し出されます。特に日本上空を通過する際には、日本列島の様子がはっきりと確認できる貴重なチャンスも期待されています。
さらに、環境省の協力を得て、AR技術を使った衛星観測データを映像に重ねるという、世界初の試みも行われる予定です。

宇宙飛行士とのトークセッション

このイベントでは、ISSに滞在中の大西卓哉宇宙飛行士が宇宙から生中継で参加します。参加者は大西宇宙飛行士とリアルタイムでのコミュニケーションの機会を得て、彼から地球や宇宙について直接話を聞くことができます。また、ISS内のディスプレイからメッセージを地上に送る機会もあります。これは、宇宙と地球の未来について多くの若者や専門家と語り合う貴重なセッションとなることでしょう。

「ほしのおと」プロジェクトの始動

また、「KIBO SPACE LIVE」では、「ほしのおと」というタイトルの新しい楽曲の発表も行われます。このプロジェクトは、宇宙から見た地球の壮大な景色を共有し、参加者全員が一緒に歌える楽曲を目指しています。楽曲の作詞・作曲は、安室奈美恵のプロデューサーであるFZや、ゆず、GReeeeNなどを手がけたJINが関わっており、収益は全て地球に還元されるチャリティ企画です。