大竹しのぶが挑む『リア王』の魅力
2025年、東京・THEATER MILANO-Zaで上演された舞台『リア王』が、ついに映像配信されることが発表されました。本作は大竹しのぶが初めて男性キャラクターであるリア王を演じ、豪華なキャストが一堂に会した注目作です。6150名の観客を魅了したこの舞台が、今度はオンラインで体験できるようになります。
驚きの演出と豪華キャスト
舞台『リア王』は、イギリスの気鋭演出家フィリップ・ブリーンの手によって、古典的な戯曲が現代の視点で新たに命を吹き込まれました。ブリーンは、これまでの戯曲の枠を超えた斬新な演出スタイルで、この作品を再構成しました。特に注目すべきは、大竹しのぶが演じるリア王という役どころです。多くのシェイクスピア作品で経験を積んできた彼女が、ついに成人男性役に挑むということで、期待が高まりました。
豪華キャストとして、宮沢りえ、成田凌、生田絵梨花、鈴鹿央士など多彩な面々が集結し、その演技は高く評価されています。また、舞台上には約4.5トンの雨が降るという壮大な演出があったことでも知られています。全体を通じて、キャストの熱演とともに、演出の工夫が観客の心に深く刻まれました。
物語の概要
物語の中心は、ブリテンの王リアが高齢のため退位を決意し、身近な娘たちに国を分け与えようとするところから始まります。長女のゴネリルと次女のリーガンは甘い言葉で父を言いくるめますが、末娘コーディリアは忠実に真実を伝えます。その結果、リアはコーディリアを勘当し、彼女をかばったケント伯も追放されます。コーディリアはその後、フランス王妃となり、父を助けるために戻るのですが、物語は悲劇へと向かっていきます。
リアは、騙され続けた結果、狂気に陥り、彼とコーディリアの再会を果たすも、悲劇的な結末を迎えます。本作は、権力や裏切り、愛と喪失といったテーマが盛り込まれており、感情を揺さぶる作品に仕上がっています。
映像配信の詳細
2025年11月28日から、Bunkamura STREAMING、PIA LIVE STREAM、イープラス Streaming+、WOWOWオンデマンドPPVにて視聴可能となります。料金は3900円で、配信期間は12月14日まで。豪華なキャストと実力派の演出により、舞台の感動を映像で再体験できる貴重な機会です。
是非、この機会に大竹しのぶが演じる『リア王』をお楽しみください。