釜山国際映画祭で日本のクリエイターが受賞した喜びの瞬間

釜山国際映画祭で受賞した日本の映画企画

2025年9月20日から9月23日に開催された第30回釜山国際映画祭。その併設マーケットであるACFM（Asian Contents & Film Market）において、日本の映画企画『The Funeral March』が“ONE COOL AWARD”を受賞しました。この受賞は特定非営利活動法人映像産業振興機構（通称VIPO）の官民連携による支援を受けたクリエイターによって実現されました。

受賞作品の概要

本作は藤田直哉監督が手掛け、プロデューサーは藤田可南子氏が務めています。彼らは、VIPOの長期にわたる支援を受けており、各種のプロジェクトを通じて自身のスキルを磨いてきました。特に藤田直哉監督は、「ndjc：若手映画作家プロジェクト」や「日本映画の海外展開強化事業」などの文化庁事業でのサポートを受けながら、2023年にはVIPO Film Labの監督コースにも参加しました。

VIPOの支援活動

VIPOでは、クリエイターのことを考慮し、国内外での人材育成や映画産業の発展を目的に様々な事業を行っています。このプロジェクトに関しても、文化庁や経済産業省の委託を受けて、受賞したクリエイターにはできる限りの支援が行われてきました。

藤田可南子プロデューサーも多岐にわたるプロジェクトに参画しており、プチョン国際ファンタスティック映画祭での受賞など、国際的な舞台でその実績を築いています。2024年にはVIPO Film Labの国際プロデューサーコースを経て、さらにスキルを磨く予定です。このように、VIPOは多様はなプロジェクトを通じて、次世代を担うクリエイターの育成に寄与しています。

受賞の意義

『The Funeral March』の受賞は、ただの個別の成功ではなく、VIPOが行ってきた支援の成果を示しています。日本の映画産業は、今後ますます海外市場への展開が期待されており、これを背後で支える組織の役割はますます重要になってきています。この受賞を機に、他のクリエイターたちも国際的な舞台で活躍することを期待しています。

未来に向けて

VIPOは今後も日本のクリエイターを支援し、国際的な映画産業の発展に寄与することを目指しています。釜山国際映画祭での受賞は、その一つの成果であり、これからも多くのクリエイターが育つことを願っています。私たちも引き続き、彼らの活動に注目し、応援し続ける所存です。

【お問い合わせ】特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）
Tel： 03-3543-7531