新たな教育環境を整備する国際映像メディア専門学校
新潟市中央区に位置する「国際映像メディア専門学校」は、先日、株式会社スパイスが提供する最新のモーションキャプチャー機材「MOVIN」を導入しました。この取り組みは、専門学校として全国で初めて行われるもので、大きな注目を集めています。
「MOVIN」の導入背景
導入決定のきっかけは業界展示会「コンテンツ東京」での実演デモです。教員の田中美羽氏は、実際にMOVINを体験し、その簡単なセットアップと高精度な全身キャプチャ機能に驚かされました。従来のモーションキャプチャー技術では複雑さや不安定さが障害となっていましたが、MOVINはそれらの課題を解消し、自然な動きを正確に捉えることが可能です。さらに、価格面でも導入が容易であることから、学びに最適な選択肢となりました。
教育効果と活用シーン
新たに導入されたMOVINは、ダンスや立体的な企画、さらに3Dライブ授業など多岐にわたる授業で利用される予定です。VTuber科では表舞台だけでなく、CG制作やソフト操作といった裏方のスキル習得にも役立てられることが期待されています。また、動画・映像クリエイター科では、モーションデータを基にしたCG制作やミュージックビデオの制作など、創造的なプロジェクトにも関与します。音響・照明・舞台スタッフ科の学生たちは、透過スクリーンを駆使したリアルライブの演出を学び、さまざまな特殊効果を体感する機会を得ることができます。
「他校には異なる機種のモーションキャプチャー機材が存在しますが、MOVINの迅速な使用が可能な点が特に嬉しいです。授業で即時に使えるので、学生が独自のプロジェクトや配信活動にも促進できます。今後、学生たちがこの技術を存分に活用し、デビューやクリエイティブな作品制作につなげていくことを願っています。」と田中教員は力を込めました。
今後の展望
「MOVIN」の導入は2025年10月1日から始まりましたが、これを機に授業外での学生たちの個別活動や作品づくり、学科間のコラボレーションを通じた利活用が進んでいく見込みです。エンタメ業界の即戦力として活躍できる人材を育成するため、国際映像メディア専門学校はさらに一歩を踏み出します。
国際映像メディア専門学校とは
新潟県では唯一のエンタメ総合専門学校で、声優、VTuber、俳優、アイドル、音響、照明、映像制作など多岐にわたる分野を学ぶ事ができる教育機関です。「プロと一緒に仕事をすることがプロへの近道」という理念に基づき、現役で活躍するプロフェッショナルによる授業を展開しています。所在地は新潟市中央区古町通6-976です。
この新しい取り組みが、今後どのような影響をもたらしていくのか、みんなの期待が高まります。