クロちゃん、小説家としての新たな挑戦
お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんがついに小説家としての第一歩を踏み出しました。彼のデビュー作である『クロ恋。』が、2025年3月19日に双葉社から発売されることが発表されました。この発表は、彼が参加した記者会見で行われ、多くのメディアの注目を集めました。特に、恋人に対するプロポーズが破談となった後に初めて公の場に出たことから、その内容にも厚い関心が寄せられています。
“恐セツ系”恋愛短編の魅力
『クロ恋。』には、クロちゃんの独特な恋愛観や、実体験をもとにした短編小説が4篇収録されています。それぞれにホラーと切なさを融合させた「恐セツ系」という新しいジャンルを打ち出しており、これまでにない形の恋愛小説となっています。
作品には、大学生を主人公とした「恋愛博士の異常な愛情」、幼馴染たちが織りなす三角関係を描く「揺れる」、人類滅亡の日に織り成される中学生の恋物語「地球最期の日」、勇者を自称する高校生が体験する不思議な出会い「Lv17の勇者」が含まれています。各短編の中で展開される意外性のあるストーリーにも注目が高まります。
執筆秘話と夢中にさせる要素
会見では、クロちゃんが執筆時に使用した163万4600円の婚約指輪が話題に上りました。この指輪を眺めながら、「血の涙を流して」書き上げた作品だと語り、感情的な部分を強調しました。また、人気アーティストからの称賛も受けたことをアピールし、自信に満ちた発言に報道陣も盛り上がりを見せました。「この『クロ恋。』が絶対に売れてほしい。」との願いを込めた力強い言葉も印象的でした。
読者へのメッセージと期待
クロちゃんは、どの短編がプロポーズ後に書かれた作品かという「謎解き」を楽しみに読者に促し、作品への期待感を高めています。また、会見中に質問されたいかにも悪戯っぽい意見に動揺した姿も見せ、会場を大いに沸かせました。
彼は誠実に執筆に取り組んできたようで、その苦しい経験が詰まった作品には、特に恋愛に深い思いを寄せる人々に響く内容が多いと感じます。
著者情報と出版情報
本書の著者であるクロちゃん、本名黒川明人は1976年生まれ、広島県出身で松竹芸能に所属しています。お笑いトリオ「安田大サーカス」として2001年から活動しており、最近では「豆柴の大群」のプロデューサーとしても知られています。
『クロ恋。』は定価1760円(税込)で、ISBNは9784575248081、そして、Amazonなどの書店で購入可能です。この小説がどのように評価されるか、クロちゃんの新たな挑戦に期待が寄せられています。