貝灰漆喰の未来
2025-05-01 09:56:17

株式会社バウビオジャパン、貝灰漆喰を受け継ぎ未来の建築に貢献

株式会社バウビオジャパンの大きな一歩



福岡県柳川市に本社を置く株式会社バウビオジャパンが、伝統的な漆喰素材「貝灰漆喰」を継承することとなりました。この貝灰漆喰は、有明海で水揚げされた貝殻を原料とし、職人の手によって生み出されてきた貴重な建材です。これは、ただの素材ではなく、地域の歴史や文化、さらには環境保護への取り組みを象徴しています。

事業譲受の背景



バウビオジャパンが田島貝灰工業所の事業を譲受することとなったのは、田島代表の引退に伴うものです。田島貝灰工業所は、90年以上の長きにわたり、貝灰漆喰を製造してきた歴史ある企業です。彼らが手がけてきた製品は、現在も多くの人々に愛されており、特にその持つ調湿性や消臭性に優れた特性が高く評価されています。

バウビオジャパンは、この伝統を守りつつ、さらなる品質向上を目指します。「貝灰漆喰」の持つ特性は、サステナブルな建材としての役割を果たすことができ、現代の建築ニーズにもしっかりと応えていけるでしょう。

サステナブルな取り組み



近年、環境問題が深刻化する中、持続可能な社会への変革が急務となっています。バウビオジャパンでは、サステナブルな建築に向けた取り組みを進めており、具体的には、廃棄予定の貝殻を再利用した「人工物不使用の漆喰」を開発しました。

くら寿司 大阪・関西万博店での採用事例



この取り組みの一環として、くら寿司 大阪・関西万博店では、当社の「貝灰漆喰」が壁材として採用されています。この店舗の特徴は、廃棄予定だった33.6万枚の貝殻を再利用した点です。今回のプロジェクトは、単なる建材供給にとどまらず、環境への配慮や資源の循環利用に大きく寄与するものとなっています。

自然素材とその特性



「貝灰漆喰」は、100%自然素材であり、他の人工材料を使用しません。具体的には、サルボウ貝(赤貝)の殻を焼成してつくった貝灰に、麻すさ(植物繊維)や海藻糊、水を加えることで商品の形が整えられます。この製品は、伝統的な漆喰特有の調湿性、消臭効果、空気清浄効果などに加え、自然素材であるため環境にも優しいという特徴があります。

未来への展望



今後、バウビオジャパンはより多くのプロジェクトにおいて、この「貝灰漆喰」を採用し、環境と調和した建築の実現に向けて努力していきます。また、SDGsに配慮した事業運営を通じて、地域社会に貢献し、持続可能な未来を築いていく所存です。

私たちの「貝灰漆喰」が、皆様の住まいや働く空間に、より良い影響を与えることを願っています。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。


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