天体観測の新たな幕開け
2025年6月26日、光学機器の名門株式会社ビクセンが新しい赤道儀「AXJ赤道儀WL」を発売します。これは、無線式コントローラー「ワイヤレスユニット」を標準装備した赤道儀で、天体観測を一新する革新の製品です。
高剛性と高精度を兼ね備えた「AXJ赤道儀WL」
この製品は、フラッグシップモデルのAXD2に迫る高い剛性と精度を誇ります。それでいて、SXシリーズの標準三脚SXG-HAL130に搭載可能な軽量設計が特徴となっています。これにより、ハイレベルの天体観測を容易に実現し、天文ファンから高い評価を受けること間違いありません。
無線機能による快適なナビゲーション
新たに搭載された「ワイヤレスユニット」により、スマートフォンやタブレットを使って、簡単に天体ナビゲーションが可能になります。無料アプリ「STAR BOOK Wireless」を使用することで、星座図を参照しながら任意の天体をタップして自動追尾を設定することができます。これにより、ケーブルに縛られることなく快適な観測が可能に。アプリのインターフェースは、以前のSTAR BOOK TENコントローラーのデザインに基づき、使いやすさがプラスされています。
突破的な追尾精度「V-PEC」機能
「AXJ赤道儀WL」は従来のPEC(Periodic Error Correction)を進化させたV-PEC(Vixen - Permanent Periodic Error Correction)を装備しています。この機能により、ユーザーは追尾精度を±4秒角以内に保つことができます。これまでのようにユーザー自身がデータを記録する必要がなく、製造時に個別にデータを取得した後、赤道儀に組み込まれています。
進化した動力伝達システム
赤道儀の精度を支えるために、AXJ赤道儀WLではベルトドライブ方式を採用しています。これにより、バックラッシュの低減と静音性が実現されており、動作音も大幅に軽減。さらに、14個のベアリングが主要部に効果的に配置され、滑らかな動きを実現しています。
22kgの搭載力と軽量化を両立
この赤道儀は、設計上の工夫により、搭載可能重量が22kgとなっており、十分な強度を確保しているため、多彩な機器を取り扱えます。フォーク式の極軸固定においても高い強度が保たれつつ、軽量化が進められています。
便利な設置機能とアクセサリー
天体観測を行う際に便利な機能として、アクセサリーシューと伸縮式ウェイト軸が備わっています。これによって、設置作業を迅速に行うことができます。加えて、極軸望遠鏡PF-LIIが標準装備されており、高精度の設置を容易に行えます。
対応する三脚と保証
AXJ赤道儀WLは、SXシリーズの標準規格の三脚に対応し、別売のAXJ-TR変換ADセットを使うことで、AXDシリーズの三脚とも互換性があります。また、5年間の保証が付いているため、安心して使用することができます。
価格と発売日
「AXJ赤道儀WL」の販売価格は759,000円(税抜)、同時にリリースされる「AXJWL-AX103S」と「AXJWL-VMC260L(WT)」のセット商品も注目されています。天体観測の進化を体感したい方には、ぜひ手に取ってほしい一品です。
- - 商品名: AXJ赤道儀WL
- - 発売日: 2025年6月26日
- - 価格: 759,000円(税抜)
- - 製品ページ: AXJ赤道儀WL
その魅力は使いやすさと高精度
AXJ赤道儀WLは、最新の技術を駆使し、天体観測の新たなスタンダードを生み出します。無線操作により、初心者でも扱いやすく、また高精度な追尾が求められるプロへも応える能力を持っています。これからの夜空を見上げる楽しみが、さらに広がります。