動画サービスの注目度を徹底分析!
最近、REVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS)が各動画サービスのコネクテッドTV(CTV)アプリの視聴データを基に注目度ランキングを発表しました。このランキングは、視聴者がどれだけコンテンツに「くぎづけ」になっているかを示す独自の指標、いわゆる「注目度」を利用しています。具体的には、テレビの前の視聴者が画面に注視している割合を計測したもので、高い注目度は視聴者の集中度が高いことを意味します。
CTVの視聴の質を探る
REVISIOは、長年にわたり地上波テレビ放送の番組別注目度データを提供してきましたが、今回新たに動画サービスのオリジナル或いは独占配信コンテンツに関するデータも分析対象に加わりました。このデータにより、単なる再生回数ではなく、視聴者がどれほどコンテンツに集中しているかを示す“視聴の質”に関する詳細なインサイトが得られるようになりました。
例えば、今回のランキングでは、コネクテッドTVの視聴者およびその配信コンテンツの注目度が高いことが判明しました。特に、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+それぞれの第1位作品は、全て80%を超える注目度を誇り、地上波テレビの番組平均(ALLジャンル)よりも30ポイント以上高い結果が出ました。
各動画サービス注目の作品は?
以下が、各動画配信サービスで注目度1位を獲得した作品です。
- - Netflix:生田斗真さん主演のオリジナル映画「Demon City 鬼ゴロシ」
- - Amazon Prime Video:成田凌さん主演の映画「雨の中の慾情」
- - Disney+:アニメ「ミニーのリボンショー パーティーへようこそ!」
これらの作品は、視聴者が「ながら見」をせずにしっかりとコンテンツに向き合っていることが示されています。
CTVの広告メディアとしての価値
CTVでこれほど高い注目度を得られたことは、視聴者が目的意識を持ってコンテンツを視聴していることを示しており、結果的にCTVの広告メディアとしての価値が高まることを意味します。特にAmazon Prime Videoでは、今年4月に広告配信が開始され、CTVが複数人での同時視聴に適しているため、今後ますます重要な広告プラットフォームになると考えられます。
REVISIOは、視聴環境の変化に応じた対応策として、今後もCTVに関するコンテンツや広告の評価基盤の拡充に努めていく方針です。現時点でも既に多くの企業に向けたソリューションを開発しており、CTVに関しての問い合わせも対応しています。今後、ますます多様化するCTV市場での視聴者の行動や嗜好についての理解を深め、より効果的な広告戦略を構築することが求められるでしょう。
まとめ
REVISIOの最新のランキング結果から、動画サービスの気になるコンテンツや視聴傾向が見えてきました。NetflixやAmazon Prime Video、Disney+のオリジナル作品が注目を集める中、高い注目度がもたらすメリットにも注目が集まっています。視聴環境が進化する中で、ぜひこれからの動向にも目を向けていくことをお勧めします。