東京女子管弦楽団の未来に向けた新たな挑戦
2023年、日本初の女性専用プロオーケストラ、東京女子管弦楽団(Tokyo Women’s Orchestra, 略称TWO)が新しい理事長に永井美奈子氏を迎え、新たな活動コンセプトを発表しました。この新しいコンセプトは「TWOは未来を『ひらく』」というもので、音楽の可能性を広げ、より多くの人々に音楽を届けることを目指しています。
新理事長 永井美奈子氏からのメッセージ
永井美奈子氏は、この新しい役割に戸惑いを感じながらも、音楽への情熱を再確認し、TWOの理事長を引き受けたことを語っています。これまで日本のクラシック音楽の発展に寄与すべく、様々な音楽プロジェクトに取り組んできた彼女は、TWOの「新時代を切り拓く」役割を重視しています。「応援団長」として、これからのTWOの活動を支えていきたいとの意向を示しています。
新たな活動の構成
2025年度からの活動は以下のような焦点を設けています。
1.
演奏家をひらく:演奏家の「もっとやれる」という姿勢を全力で支援していきます。
2.
管弦楽をひらく:従来の公演形式に固執せず、新たな音楽表現を追求します。
3.
聴き手をひらく:未踏の地に管弦楽を届け、新しいリスナー層を獲得することを目指します。
第6回定期公演のご案内
新理事長就任後の活動の一環として、2025年5月15日に日本製鉄紀尾井ホールで第6回定期公演を行います。プログラムにはベルリオーズの『幻想交響曲』が含まれ、特にストーリーを象徴する「鐘」の音に注目が集まります。また、フランスの作曲家に焦点を当てた多様な楽曲も演奏されます。指揮は阿部加奈子氏が担当し、参加者には新たな音楽体験が待っています。
- - 公演名:東京女子管弦楽団 第6回定期公演
- - 日時:2025年5月15日(木)18:00開場 / 19:00開演
- - 会場:日本製鉄 紀尾井ホール
- - プログラム:オッフェンバック「天国と地獄」より序曲、ラヴェル『ボレロ』、ベルリオーズ『幻想交響曲』Op.14
- - チケット購入サイト:チケットぴあ
今後の活動予定
また、2025年1月以降も月次の室内楽コンサートや定期演奏会を実施し、次のようなイベントが予定されています。
- - 2月19日(水):第13回室内楽コンサート
- - 3月24日(月):第6回リサイタルシリーズ 芳野円香オーボエリサイタル
- - 4月17日(木):第14回室内楽コンサート(予定)
- - 5月15日(木):第6回定期公演
- - 6月19日(木):第15回室内楽コンサート(予定)
- - 7月29日(火):第16回室内楽コンサート(予定)
今後の詳細や最新情報は公式ウェブサイトで随時発表されます。
東京女子管弦楽団の使命
設立以来、TWOは定期公演や室内楽コンサートを数多く開催し、女性の音楽家に活躍の場を増やしてきました。音楽を通じて、広く日本社会に芸術を普及し、今後も積極的に活動を続けていく方針です。
永井美奈子氏のプロフィール
永井美奈子氏は、フリーアナウンサーや成城大学の非常勤講師、音楽関連のさまざまなプロジェクトに関わるなど広範な経歴を持つ人物です。彼女は、クラシック音楽やバレエの公演の司会を担当し、音楽とエンターテインメントの分野で多岐にわたって活躍しています。
お問い合わせ先
一般社団法人東京女子管弦楽団
TEL: 03-6303-2366
E-mail:
[email protected]
公式ホームページ:
東京女子管弦楽団