吉澤嘉代子が挑戦
2025-07-24 12:42:41

シンガーソングライター吉澤嘉代子が映画予告ナレーションに初挑戦!

日本のシンガーソングライター、吉澤嘉代子が映画『九月と七月の姉妹』の予告ナレーションを担当しました。この映画は、現在満を持して公開されることが決まったもので、彼女にとっては映画のナレーションに挑戦する初めてのケースとなります。

本作品は、2024年のカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品されています。映画『九月と七月の姉妹』は、作家デイジー・ジョンソンの小説「九月と七月の姉妹」(原題:Sisters)を原作にしており、アリアン・ラベドが監督した長編デビュー作で、2025年9月5日の全国公開が予定されています。

物語の中心には、15歳の姉妹であるセプテンバーとジュライがいます。彼女たちは、生まれた時期がわずか10か月違いであるため、互いに非常に強い絆で結ばれています。しかし、その絆は徐々に狂気に変わっていきます。実際、セプテンバーは自己中心的な性格で、内気なジュライを支配する役割を果たします。強く結ばれた姉妹ですが、ある日、この関係に亀裂が入ることになります。

学校でいじめが発生したことで、彼女たちの母親シーラは、アイルランドの海辺にある一族の古い家、セトルハウスに引っ越すことを決めます。新しい生活が始まる中で、ジュライはセプテンバーとの関係が変わりつつあることに気づき始めます。二人の関係に潜む不穏な気配が映像でも表現されています。

解禁された予告映像では、彼女たちの関係の複雑さと、狂気へ変わる過程が描かれています。「心配しないで、おバカなジュライ。大丈夫だから」と言いながら、セプテンバーはジュライを温かく包み込みますが、同時に二人の遊びは次第に緊張感を帯びていきます。

この映画では、吉澤嘉代子がナレーションで印象的な存在感を発揮しており、彼女の声が物語に深みを与えています。彼女は、「支配的なセプテンバー」と「服従するジュライ」の2人の心理を鋭く表現し、観客に深い印象を残すことでしょう。

また、アリアン・ラベド監督のユニークな作風も注目されています。彼女は、ギリシャの映画ムーブメント「ギリシャの奇妙な波」にインスパイアを受けた作品を手掛けており、その独自の視点によって物語に新たな命を吹き込んでいます。

さらに、主演のセプテンバーを演じるパスカル・カンとジュライを演じるミア・サリアは、これまでの出演作でも高く評価されています。この二人の演技が、映画の緊張感をさらに引き立てています。

音響デザインも重要な要素であり、『関心領域』のジョニー・バーンが手掛けるサウンドが、不穏な雰囲気を盛り上げています。観客は、物語の展開と共に、姉妹の絆の複雑さに引き込まれ、やがてその絆がどのように悪夢へと変わるのかを見守ることになります。

映画『九月と七月の姉妹』は、2025年9月5日より、渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテなどで全国公開されます。姉妹のいびつな絆を描いたこの作品に、多くの人々が興味を持つのは間違いありません。新しい映画体験の中で、吉澤嘉代子がナレーションを務めることにより、物語はさらに色彩豊かになることでしょう。今後の展開に期待が寄せられる作品です。


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