舞台『カタブイ、2025』
2025-09-01 12:39:24

沖縄の歴史と未来を描く舞台『カタブイ、2025』のチケット販売開始

2025年に上演される舞台『カタブイ、2025』が、いよいよチケット販売を開始しました。この作品は、エーシーオー沖縄と名取事務所による共同企画で、日本と沖縄の複雑な歴史を描いています。公演は2025年11月28日から12月7日まで、東京都新宿区の紀伊國屋ホールで行われる予定です。 折しも戦後80年企画の一環として、沖縄に特化した三部作の最終章となる「カタブイ、2025」。この舞台は、1972年に日本に復帰しようとする沖縄を描いた「カタブイ、1972」、そして少女暴行事件を契機に沖縄が一つになる過程を描いた「カタブイ、1995」に続く重要な作品です。物語の主人公、杉浦孝史は1972年に沖縄を訪れ、そこで体験した数々の出来事を通じて政治家への道を志します。23年後の1995年に再来沖した彼は、政治秘書を務めながら沖縄の苦しむ状況を目の当たりにし、さらに30年の年月が経った2025年、75歳になった杉浦が沖縄を再訪します。この旅は、彼自身だけでなく、沖縄に生きる人々にとっても重いテーマを抱えていることでしょう。「カタブイ」とは、沖縄語で「遠い土砂降り」や「遠くの悲しみ」を意味するとされ、日本本土にいる人々にとっては沖縄の苦境がどれだけ遠くに感じられるのかという問いも内包しています。 この舞台は、作品に込められたメッセージに加えて、視覚的にも非常に魅力的な演出が期待されています。作・演出は内藤裕子が手がけ、出演者には升毅や佐藤直子、馬渡亜樹、当銘由亮など、実力派のキャストが揃っています。 公演は全席指定で、一般チケットは税抜き6,000円です。昼と夜の異なる時間帯で公演が行われ、アフタートークやプレトークのイベントも計画されています。これらのイベントでは、観客とキャストとの直接の交流の場が設けられ、作品についての深い理解が得られるのが特徴です。チケットの購入は、カンフェティの公式サイトから可能です。興味のある方はお早めに、ご検討ください。 この舞台『カタブイ、2025』は、ただのエンターテイメントにとどまらず、観る者に沖縄の現実と真摯に向き合わせる力を持つ作品です。ぜひ、劇場でその力を体感してください。


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