現代お笑い論
2025-12-17 11:58:26

立川志らくが贈る「現代お笑い論」の魅力と価値に迫る!

「現代お笑い論」立川志らく著、遂に刊行!



本日、2025年12月17日(水)、株式会社新潮社から落語家の立川志らく氏が手がけた『現代お笑い論』が発売されました。本作は、総勢90組の漫才師やコメディアンに対する考察を通じて、現代の「笑い」の本質に迫る内容となっています。立川志らく氏は、「全身落語家」を名乗り、若手芸人の登竜門である「M-1グランプリ」の審査員としても活躍中です。

「全身落語家」としての挑戦



志らく氏は、長い間落語家として活動しながらも、ある日突然、M-1の審査員に就任するという出来事に遭遇します。これには、多くの人が彼がなぜその役割を担ったのか驚きました。しかし、彼は敢然とその役を受け入れ、師匠・立川談志の遺志を継ごうと決心します。最初は視聴者からは多くの批判を受け、自らの立ち位置に疑問を抱くこともあったようですが、志らく氏はその後、個性派漫才を積極的に評価する姿勢を崩しませんでした。

笑いの「イリュージョン」とは



志らく氏によると、現代のお笑いの核となる要素の一つは、「イリュージョン」であるといいます。これは、視聴者に笑いを提供するための重要な技術であり、彼が「志らく枠」と名付けた一群の芸人たちにも共通しています。彼らの漫才には予測を裏切る展開や、奇妙な発想が詰まっており、それが観客の心を掴んで離さない要因になっています。志らく氏の著書で扱われる芸人たちは、ランジャタイや霜降り明星、トム・ブラウン、ダウンタウンといった多様なスタイルを持つ面々で、彼自身がどのように彼らを分析したのかに興味が尽きません。

M-1グランプリの影響



この書籍では、M-1グランプリが日本のお笑いに与えた革命的な影響についても言及されています。島田紳助が生み出し、松本人志が育ててきたこの大会は、数多くの才能を発掘する場所となりました。志らく氏は、M-1がもたらした変革を分析し、どのように「笑い」が進化してきたのかを掘り下げています。

各章の内容



本書は6つの章に分かれており、それぞれの章で具体的なテーマが展開されます。第一章ではM-1にまつわるエピソードや志らくが審査員を務めた理由、第二章では「イリュージョン」についての深堀りが行われます。また、喜劇映画の展開について分析した第三章や、レジェンド芸人の生き様を取り上げた第四章も必見です。最後の第六章では、現代のお笑いに関する様々な問題提起がなされ、読者に深い洞察を与えています。

本書は、現代のお笑いの真髄に迫るための必読書です。計り知れない才能と情熱を持つ芸人たちを理解する手助けとなることでしょう。志らく氏のユニークな視点と豊富な知識によって、「なんだかわからないけど面白い」という不思議な感覚を解き明かすこの一冊、ぜひ手に取ってみてください。


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