大阪の仏像が多いお寺を巡る旅
大阪府は日本一の仏像密度を誇ります。その数、なんと3,277ヵ所にも及ぶお寺が存在しています。この度、テレビ大阪による新たなバラエティ番組『仏像が多いお寺ランキング』が放送され、その魅力が再発見される瞬間が訪れました。番組のMCには守口市出身の中川家が、ゲストには大阪出身の野々村友紀子さんと藤井隆さん、そして解説を担当するのは仏像マニアとして知られる笑い飯の哲夫さん。今回は大阪府の43市町村をリサーチし、仏像が多いお寺をランキング形式で紹介していきます。
葛井寺:日本最古の千手観音
まず取り上げるのは、藤井寺市に位置する「葛井寺」です。この寺は820年に創建されたとされ、月に一度しか開帳されない国宝の「十一面千手千眼観音菩薩」が安置されています。千手観音は珍しく、実際に千本以上の手を持つ姿は必見です。また「阿弥陀二十五菩薩像」も見逃せません。この仏像は、亡くなった人を迎えに来る様子を表しており、他ではなかなか見ることができない貴重な存在です。
総持寺:亀に乗る千手観音
次に、茨木市の「総持寺」を見てみましょう。この寺の千手観音像は、驚くべきことに亀に乗っています。そのユニークなデザインは、多くの仏像ファンから注目を集めています。伝説によると、父が助けた亀が息子の命を救ったとされ、寺には感動的な故事が残されています。
長慶寺:60年に一度の秘仏
泉南市にある「長慶寺」は、行基によって創建された古刹で、特に金剛力士を祀る仁王門が印象的です。他にも、この寺で特別に拝観することができる「如意輪観音菩薩」は、60年に一度しか開帳されない秘仏なので、貴重な体験です。
全興寺:奇妙な地獄堂
次に訪れるのは、大阪市平野区の「全興寺」。約1400年前に聖徳太子によって創建されたこの寺の地獄堂は、子どもたちが泣き出すほどの恐ろしさを持つ場所とされています。閻魔様や裁判官の姿をした仏像が並び、子どもたちにとってはユニークでちょっぴり怖い体験です。
七宝寺:500人の弟子たち
能勢町の「七宝寺」では、お釈迦様を囲む「五百羅漢像」が圧巻です。静かな山寺で、自然の中に点在するこれらの仏像は、仏教の世界観を体感するにはもってこいの場所です。
法雲寺:3000体を超える仏像
堺市美原区に位置する「法雲寺」も外せません。この寺の本堂には、なんと3000体を超える仏像が安置されており、江戸時代に商人のおかげで多数の仏像が寄進されたと伝えられています。春にはツツジが美しく咲き誇り、訪れる人を魅了します。
このように、仏像がもたらすさまざまな魅力を解説する番組さながら、実際に訪れることで新たな発見があることでしょう。仏像の奥深い世界をぜひ体験してみてください。笑い飯・哲夫さんのユーモア溢れる解説も見逃せないポイントです。
番組は
こちらで確認できます。さらに、特典映像や追加情報は
TVerでも視聴可能です。