関西万博の映像体験
2025-09-25 14:48:59

関西万博に登場する次世代映像体験、リアルタイム3DCGの魅力とは

大阪・関西万博におけるリアルタイム3D体験



2025年の大阪・関西万博に、今注目すべき技術が導入される。その名も、「Immersive LED System」。これは、ヒビノ株式会社が提供する映像・音響システムで、特に注目を集めているのがリアルタイムに映像を伝送する技術だ。万博開催前の2025年4月2日に実施された「リアルタイム3D空間伝送実験」では、テクノポップユニットPerfumeがライブパフォーマンスを披露し、技術の真価が試されることとなった。

NTTパビリオンでの革新的な試み



この実験では、NTTの次世代情報通信基盤「IOWN」を活用し、吹田の万博記念公園と夢洲のNTTパビリオンを結びつけ、リアルタイムで空間の情報を伝送することに成功した。Perfumeのライブパフォーマンスをリアルタイムに伝送するため、NTTは点群センサーと呼ばれる装置を用い、7セットを配置。さらに、ヒビノが提供した高解像度のステレオカメラシステムにより、現場は立体視で撮影された。音声や振動の情報も加わり、まるでその場にいるかのような臨場感を実現した。

Immersive LED Systemの魅力



Immersive LED Systemは、アメリカのLiminal Space社の「Ghost Tile」技術を搭載した3D対応のLEDディスプレイシステムで、従来の3D映像技術とは一線を画す。特にその特徴は、現実の人や物と組み合わせて立体的な表現が可能である点だ。このシステムにより、コンサートや展示会など様々なイベントで新しい没入体験を提供することができる。

今回の実験では、NTTパビリオンに設置された幅13.2メートル、高さ4.8メートルのLEDディスプレイが重要な役割を果たした。Perfumeの動きを表現するために、3種類の情報が同時に表示されることで、見る者はまるでPerfumeの近くにいるような感覚を味わうことができた。

新しいエンターテインメント体験の創造



このような次世代技術がもたらすエンターテインメントの未来は広がる一方だ。ヒビノの担当者たちは、「技術者たちの熱い想いを感じ取ってほしい」と語る。高解像度カメラによる撮影とNTTの通信技術を融合させたこの取り組みは、今後のイベントやエンターテインメント業界に革新をもたらすことが期待される。

ヒビノグループの挑戦



ヒビノグループは、音響・映像・照明など多岐にわたるソリューションを大阪・関西万博で提供する予定だ。50以上のパビリオンやイベントに参加し、多くの観客に新たな体験を提供することで、関西万博の成功にも寄与することを目指している。今後も、まだ誰も体験したことのない感動の創出に挑み続ける意気込みを感じる。

大阪・関西万博の開幕が待ち遠しい。新しい技術とともに、未来のエンターテインメント体験が私たちを待っているのだ。


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