FCA Vol.1レポート:ファッション×3D・AIの新たな可能性
2025年12月14日、東京渋谷にある株式会社Leonが株式会社OpenFashionと共催した「FCA(Fashion Creators Assembly)Vol.1」が開催され、ファッション業界における3D技術とAIの実装に関する熱い議論が繰り広げられました。約60名の参加者が集まり、アパレルやCG制作、AI開発、教育機関など様々な分野からの専門家が集結しました。
主催者のセッション:Leonの新しいアプローチ
イベントでは、Leonの水田琴乃が主なセッションを担当。「技術ではなく、人が動くことで変革が生じる」との視点から、同社で実践している「VDM(Visualized Design Manufacturing)」のフレームワークを発表しました。このセッションでは、技術的なツールの導入だけでなく、現場の心理的な課題や運用面の調整に焦点を当てた議論が行われました。「導入するかどうか」ではなく、「使う前提」でフローを再設計するという意識改革が必要であると強調しました。特に、経験豊富な技術者とデジタルネイティブな若手の協業による「人間中心の変革」が、参加者から大きな反響を得ました。
各セッションのハイライト
他のセッションでも「技術の先にある運用と教育」が共通のテーマとして扱われました。
- - CLO Virtual Fashion Japanからは、3D技術が全社をつなぐ「共通言語」となり、全員が同時に作業できる並列型ワークフローが効率性を大幅に改善することが報告されました。
- - 文化服装学院のバーチャルファッションコースでは、「使える人」ではなく「どう使うかを考えられる人」を育成する姿勢が話題となり、企業とのコラボレーションが重要であると提起されました。
企業のライトニングトークと交流会
また、ライトニングトークでは異なる企業からの成功事例や試行錯誤の話が共有され、業界内の現場からの生の声が発信されました。登壇企業の一部には、メタバースによる持続可能なビジネスモデルを追求する
OpenFashionや、生地データのデジタル化を進める
サンウェルなどが含まれ、実体験に基づく内容が多く提供されました。
交流会では、展示されたデジタル作品を前に、参加者同士が活発に意見交換を行いました。事後のアンケートでは、高い満足度(4.75/5点)を得て、「実務に即した内容が非常に有益だった」という声が多く寄せられました。
Leonの想いとFCAのビジョン
株式会社Leonは、テクノロジーが人の手によって最大限に活用されて初めて意味を持つと考えています。FCAの第一回目は、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、「現場から業界を変えたい」との共通の願いで始まったものであり、今後も他のクリエイターや企業と共に日本のファッション産業を革新していく方針です。
FCA(Fashion Creators Assembly)について
FCAは、ファッション界の未来を担うクリエイターや実務家が集うコミュニティであり、特定の企業に縛られることなく活動しています。今後の最新情報やコミュニティへの参加を希望する方は、メルマガ登録や公式サイトを訪れることをお勧めします。
このイベントは、業界各界の知識と経験が集まり、互いに刺激し合う重要な一歩となりました。今後のFCAの活動にも注目が集まります。