ショパールが贈る日本の美を具現化したL.U.C限定タイムピース発表

ショパールが日本文化と伝統美からインスピレーションを受けた新しいL.U.C限定タイムピース

2025年10月8日、メゾンショパールは東京・草月会館において、最新のL.U.Cタイムピースの発表を行いました。本コレクションは、日本の伝統や文化を反映し、ショパールの卓越した時計技術と芸術的な職人技を融合させた作品です。今回発表された限定モデルは、日本のおもてなしや美意識を感じさせるデザインが特徴的で、ショパールの共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏は、日本との深いつながりや先人の技術へのリスペクトを表明しました。

まず、最初に紹介されたのは「L.U.C フルストライク」です。武士の道徳観や精神性を受け継いだこのモデルは、手彫りのディテール装飾が施されており、見る者に深い物語を語りかけます。非常に高い技術を誇るミニッツリピータームーブメント「L.U.C 08.01-L」も特徴的で、伝説的なクリスタルクリアな音色が楽しめます。また、この作品はジュネーブ・シールの品質認証を受けており、品質と技術の融合を体現しています。

続いて発表されたのは「L.U.C クアトロスピリット」の新作限定エディションです。これらのモデルは、東洋文化と西洋文化の交差点に立つものとして、熟練の職人の手によるグラン・フーエナメル技法を用いて、日本の象徴を再解釈したデザインです。「円相」「サムライラストスタンド」「瞑想する達磨」の3つのモデルは、8本ずつの限定製造となっており、最大8日間のパワーリザーブを持つキャリバー「L.U.C 98.06-L」が搭載されています。

さらには、ショパールは「L.U.C 漆浮世絵」を発表しました。これは、日本の浮世絵師である葛飾北斎へのオマージュであり、特別なクリエイションとして8本の限定版が製造されます。漆工芸の名匠による手作業で富士山を描いた文字盤には、伝統的な蒔絵技法が取り入れられています。18Kエシカルイエローゴールド製の美しいケースの中には、22Kゴールド製マイクロローターと65時間のパワーリザーブを有するキャリバー「L.U.C 96.41-L」が刻んでいます。

また、クールな美学を追求した「L.U.C XP 日本刀」も意義深い作品です。このモデルは、日本刀の“聖なる鋼”からインスパイアを受け、ダマスカス鋼を使ったユニークな文字盤が特徴となっています。炎のような模様が特徴的なモアレパターンが生まれ、無常観を表現したこの作品もまた、ジュネーブ・シールの品質認証を得ており、今の時代に残したい伝統的な技法と現代技術の融合が実現しています。

さらに、「L.U.C サクラバイナイト」は、夜桜をテーマにしたモデルで、儚い美を表現しています。ギョーシェ装飾やラッカー仕上げなどが施された文字盤は、見る者に印象的な奥行きを感じさせ、ダイヤモンドの輝きも特別です。超薄型設計のこのモデルは65時間のパワーリザーブを持ち、洗練されたデザイン美をもって、8本のみの限定販売となっています。

ショパールの新作発表において、ラグビー選手の稲垣啓太氏も特別ゲストとして参加し、場を華やかに彩りました。彼の存在は、ショパールが掲げる日本文化との強いつながりを再確認させるものでした。スイスの高技術と日本の美意識が交わるこのコレクションは、時を超えて永遠に輝き続けることでしょう。ショパールのアートがいかに日本の美を称賛するのか、今後も目が離せません。