横浜で邦楽の魅力を
2025-11-21 18:14:29

未来の音楽を紡ぐ横浜で 邦楽の魅力を感じる特別公演

横浜の文化が彩る音楽の祭典



2026年、横浜みなとみらいホールで開催されるシリーズ企画「Just Composed in Yokohama ―現代作曲家シリーズ―」が注目を集めています。本年のテーマは日本の伝統音楽に根ざした「音の精神」。邦楽奏者のみで構成されるこの公演は、当ホールの新たな試みとして、三味線音楽の可能性を探求する機会を提供します。

本シリーズは1999年度に始まり、以来現代作曲家への新作委嘱と過去作品の再演を通じて、横浜から世界へと音楽の新しい風を運び続けています。このたび、初登場する邦楽奏者の本條秀慈郎がテーマに掲げる「音の精神」は、酒井健治や北爪道夫といった日本の作曲家の作品をフィーチャーし、現代的かつハイブリッドな音楽体験を提供します。

新たな命を吹き込む新作と再演

本條秀慈郎は、三味線音楽の可能性を追求し、各ジャンルとの共演を通じて多くの音楽ファンに影響を与えています。今回のプログラムは、三味線を中心に編成を変化させながら、揺らぎや風、螺旋といった日本独自の精神性を音楽で表現します。「日本の音楽やその中に宿る普遍的な美に触れてほしい」という秀慈郎の想いが詰まった作品たちに耳を傾けてもらいたいです。

そして、今回の公演ではドイツに拠点を持つ作曲家・岸野末利加による新作も初演されます。岸野の作品は邦楽アンサンブル「J-TRAD Ensemble MAHOROBA」によって演奏され、邦楽と現代音楽の融合を実現します。この新しい音楽の波にご期待ください。

歴史ある作品の再演

再演される作品、藤家渓子の《風神》は、1994年度「日本の作曲家シリーズ」を通じて書かれたもので、多様な楽器の編成によって新たな解釈を加え、本條秀慈郎が編曲を手がけました。このように、現代作曲家への委嘱と共に、歴史的な作品への新しいアプローチも見どころの一つです。

横浜の地で生まれた伝統音楽の息吹と、いまを生きる作曲家たちの情熱が交わるこの公演は、音楽を愛する人々にとって、見逃せないイベントです。どうぞお楽しみに!

公演情報

  • - 名称: Just Composed 2026 in Yokohama ―現代作曲家シリーズ―
  • - 会場: 横浜みなとみらいホール 小ホール
  • - 日時: 令和8年3月14日(土) 15:00開演(14:30開場)
  • - 出演者: J-TRAD Ensemble MAHOROBA(本條秀慈郎、川村葵山、木村麻耶、堅田喜三郎)
  • - 委嘱作曲家: 岸野末利加
  • - 料金: 全席指定 3,000円、65歳以上・障がい者2,800円、大学生1,500円、高校生以下1,200円

チケットのご予約は横浜みなとみらいホールチケットセンターまで。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。音楽が生み出す新たな絆を感じられる貴重な機会をお見逃しなく!


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