『Esquire』日本版の未来を担う近藤智之
2025年7月18日より、『Esquire』日本版の編集長に近藤智之氏が就任することが発表されました。彼は、ファッションやライフスタイル、アート、デザイン、ジャーナリズムを網羅した高品質なコンテンツを提供するこのグローバルメディアの両方のエディトリアルを統括し、その魅力をさらに引き出す役割を担います。
『Esquire』日本版の新しい挑戦
『Esquire』は、1933年にアメリカで創刊されたメンズメディアで、現在は世界20カ国に展開しています。「Man at His Best」というテーマのもと、時代ごとの理想の男性像を探求し続けてきました。日本版もその流れを引き継ぎつつ、2025年2月に雑誌のリニューアルを行い、「Focusing on all creativity with a journalistic eye(創造の物語を、ジャーナリスティックな目線で)」という新たなテーマを掲げています。この新しいビジョンのもと、35~45歳の好奇心旺盛な新富裕層をターゲットにしたコンテンツ展開を目指しています。
また、近藤氏は新たに『Esquire Digital』を通じて、テクノロジーやフィットネスなど多岐にわたるジャンルのコンテンツも強化していく方針です。今年はデジタルビジネスの売上が前年を大きく上回り、特にファッションや自動車、時計に関する動画コンテンツが人気を集めています。デジタル領域の拡充は、未来の成長を見据えた戦略の一環として期待されます。
近藤智之の経歴とビジョン
近藤智之氏は、明治大学法学部を卒業後、さまざまな出版社での編集経験を経て、2014年に阪急コミュニケーションズ(現CEメディアハウス)に入社。『Pen』の副編集長としてもその名を馳せ、ユニクロでのグローバルマガジン編集、シーズンカタログのクリエイティブディレクションも手掛けてきました。メディアと事業会社双方の視点から、近藤氏は新生『Esquire』をどのようにリードしていくのか、注目が集まっています。
彼は、「美と実用性の調和」を重視し、日本独自の価値観をグローバルな視点で発信することを目指しています。「時代を超えた普遍的な価値」を求める姿勢は、『Esquire』が長きにわたって支持される理由でもあります。近藤氏は、彼自身の経験に基づき、創造性を求める新たな時代の先頭に立ち、ファッションやアート、食、旅行など、さまざまなライフスタイルに関連する情報を提供していくという強い意気込みを示しています。
『Esquire』の新しい時代のスタート
近藤氏は自身の挨拶の中で、メディア業界の大きな変化を迎える中で『Esquire』を次のステージへと引き上げることの重要性を語りました。「一過性の流行にとどまらない、本物の美意識と知性」を追求する姿勢は、現代を生きる人々にとって魅力的な要素になるでしょう。新生『Esquire』日本版では、ファッション、アート、フード、トラベル、時計、車など、多様な分野を網羅しながら、都心生活者のライフスタイルを深く探求していくことが期待されています。
これからの『Esquire』がどのような内容を届けてくれるのか、その一歩を共に見守りたいと思います。近藤智之氏のリーダーシップのもと、新しい時代の幕開けを迎える『Esquire』日本版に期待が募ります。
まとめ
『Esquire』の魅力は、その情報の幅広さと深さ、そして多様な視点にあります。新編集長としての近藤智之氏が、どのようにその魅力をさらに引き出し、新しいコンテンツを展開していくのか。2025年のリニューアル以降、ファッションやライフスタイルに関する新たな物語が展開されることでしょう。読者の皆さんも、ぜひこの新たなクリエイティブな挑戦を楽しみにしていてください。