サステナビリティWEEK開催
2025-10-31 14:50:49

TSIホールディングス初開催のサステナビリティWEEKで未来のファッションを考える

TSIホールディングスの「Sustainability WEEK」が目指す未来



東京都港区赤坂にあるTSIホールディングスの本社で、10月27日から30日までの4日間、初めての「Sustainability WEEK」が開催されました。このイベントは、サステナブルなモノづくりを推進するための啓発活動を目指して企画され、様々なアクティビティが行われました。

初日のプログラムでは、「ファッション・リイマジン」という映画が上映されました。この作品は、ファッションブランド「Mother of Pearl」のクリエイティブ・ディレクターであるエイミー・パウニーのドキュメンタリーで、彼女がサステナブルなブランドへの変革を決意する過程を描いています。映画は、環境活動家の両親を持つ彼女が、現代のファッション業界の大量消費の現実にどう対抗していくのかを追っています。会場には、TSIの社員や他社のアパレル関係者が集まり、彼女の奮闘を共感しました。

次の2日間には、サステナブル素材をテーマにした製品展が開催されました。気候変動の激化が続く中、TSIグループ全社が協力して開発したリサイクル素材やオーガニック素材といった地球に優しい素材が展示されました。これらの素材には、国際オーガニックコットン認証のOCS素材や、インドのオーガニックコットン畑から生まれた素材も含まれ、将来的には「ナノ・ユニバース」のOCS認証を取得したシャツの販売も予定されているとあって、来場者の関心を引きました。また、会場内ではTSIの環境への取り組みや目標についてのパネルも展示され、ファッションの未来に対する企業のビジョンを伝えました。

最終日には、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターの向千鶴氏をモデレーターに迎え、「リセール革命―ファッションの新収益モデルを探る」セミナーが開催されました。このセッションでは、ファッション業界におけるリセール市場の拡大や、素材から生産、販売まで全体をつなげる新しい経済圏の課題と可能性が議論されました。セミナーの中では、エコミット社の川野 輝之氏やビームスの金城 奈美氏が、古着を回収することの意義について話し合いました。

さらに、オウンドリセールについてのセッションでは、TSIの代表ブランド「マーガレット・ハウエル」における取り組みや、リセール市場の現在地について具体的なデータを交えながら深掘りが行われました。登壇者たちは、リセールがファッション業界の未来のビジネスモデルとしてどのように機能するかを探り、ブランドの収益モデルの新たな可能性についても意見を交わしました。

このように多角的なアプローチで行われた「Sustainability WEEK」ですが、TSIのSDGs推進部長である本宮青芸氏は、「サステナブルなファッション企業であるためには、業界全体での協働が大事だ」とコメントしています。今後もすべてのステークホルダーに誠実であるために、企業としてさらなる取り組みを強化していく意向を示しました。

この4日間のイベントは、サステナブルなファッションの未来を考える貴重な機会であったことは間違いありません。TSIホールディングスの次なるアクションにも期待が高まります。


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