BRIGHTEN FASHION、鈴憲毛織を完全子会社化しウールの新たな可能性を模索

BRIGHTEN FASHIONが鈴憲毛織を子会社化

株式会社BRIGHTEN FASHIONは、老舗の毛織物メーカー、鈴憲毛織株式会社を完全子会社化しました。この決定は、両社のビジョンを統合し、新たなビジネスチャンスを生み出すことを目指しています。鈴憲毛織は1953年に設立された企業で、愛知県一宮市を拠点に婦人服地を中心に製造・販売してきました。長年にわたる経験と強固な営業網により、同社は国内外の多くの顧客に支持されています。

新たなウールの可能性

BRIGHTEN FASHIONは、鈴憲毛織の持つ技術やノウハウを活用し、ウールの未来を描き直します。新たに設立されるハイエンドウール、ハイランドウール、ハイブリッドウールという3つのブランド軸を通じて、ウールの魅力を再発見し、消費者に新たな価値を提供します。

また、来春には同社初となるファクトリーブランド「THE LOOM」を立ち上げる予定。これにより、自社製造の生地との相乗効果を高め、全く新しいファッション体験を創出します。将来的には、これらのブランドを通じて本格的な海外進出をも視野に入れており、グローバルな舞台での展開が期待されています。

BRIGHTEN FASHIONの成長戦略

BRIGHTEN FASHIONは近年、アッシュペーフランス株式会社、株式会社ピート、株式会社ピーアンドエム、株式会社R1000などの企業をグループに迎え入れ、ファッションビジネスの垂直統合を進めています。この取り組みは、海外市場への迅速なアクセスをもたらし、より強固なビジネス基盤を築くための重要なステップです。

同社は、日本のファッション市場において新たなプレイヤーとしての地位を確立し、国内外での競争に立ち向かっていく意志を強くしています。日本が誇る文化やデザインを基に、海外市場へ進出することで、BRIGHTEN FASHIONは新たなファッションの潮流を創り出そうとしています。