テリー・ライリー90歳の特別な共演
2023年6月、音楽界の巨星テリー・ライリーが90歳を迎え、彼の偉業を祝う特別コンサートが日本で開催されることが決まりました。世界的に認知されるミニマルミュージックの創始者であるライリーと、3度のグラミー賞受賞歴を誇るクロノス・クァルテットが初めての共演を果たすこの機会は、音楽ファンにとって見逃せないイベントです。
コンサートの詳細
この記念すべきコンサートは、6月25日(水)に神奈川県立音楽堂、続いて6月28日(土)に東京藝術大学奏楽堂で行われます。この公演は、約3か月間のクラウドファンディング活動の成果として実現いたしました。結果としては、支援総額が6,547,100円に達し、303名の支援者様からの温かいご支援を得ることができました。遂に、この待ち望まれたコンサートの一般販売が行われます。チケットは5月14日(水)10:00から販売開始となります。
期待されるプログラム
コンサートでは、テリー・ライリーの代表作や新曲が演奏される予定です。特に、神奈川県立音楽堂での公演では、コロナ禍に2度も中止となった《サン・リングズ》の日本初演が実現します。さらに、東京藝術大学での共演では、ライリーによって新たに書き下ろされた曲の披露も計画されています。ライリーとクロノス・クァルテットが織り成す音楽の世界へ、ぜひご期待ください。
テリー・ライリーの音楽哲学
ライリーは、アメリカのカリフォルニア州出身の作曲家であり、1960年代にミニマル・ミュージックを確立しました。彼の音楽は、インド音楽の影響を受けた即興演奏とリズムに重きを置いており、そのスタイルは数世代にわたる音楽家に影響を与えています。彼の作品《In C》や《A Rainbow In Curved Air》は、ジャンルを超えた多くのアーティストにインスピレーションを提供しています。
クロノス・クァルテットの功績
これまでに数多くの賞を受賞しているクロノス・クァルテットは、ミニマル・ミュージックを現代の芸術として昇華させた先駆者です。彼らは、スティーヴ・ライヒやポール・マッカートニーなど、さまざまなアーティストとコラボレーションし、音楽の枠を越えた表現を追求してきました。
参加アーティスト
今回のコンサートには、テリー・ライリーのほか、クロノス・クァルテットのメンバー、さらには彼に師事するアーティストたちが出演します。例えば、山梨県出身のサラ(SARA)は、ライリーの正式な門弟であり、彼の音楽スタイルを広める活動に積極的に取り組んでいます。また、岩本達明氏の指揮によって、合唱団やえ山組も参加し、特別な演奏を行います。
チケット購入情報
チケットの価格は全席一律12,100円で、先着順の販売となります。申し込みは、各種チケットサイトを通じて可能です。お子様連れはご遠慮いただく必要があるため、ご了承下さい。
最後に
テリー・ライリーとクロノス・クァルテットによるこの特別コンサートは、音楽の歴史的な瞬間を体験できる貴重な機会です。ぜひ、友人や家族を誘って、音楽の海に浸る6月のひとときをお楽しみください。私たちの心に響く、素晴らしい音楽の祭典が待っています!
主催はテリー・ライリーMatsuri2025実行委員会、協力には東京藝術大学も名を連ねています。一緒にテリー・ライリーの新たな旅立ちを祝福しましょう!