愛をもたらす映画、モナコの舞台へ
本年度の「モナコ国際映画祭」において、日本の女優、美有姫(重田みゆき)が主演を務める映画「愛にいこう石巻〜天下笑顔統一〜」(原題)が上映作品に選ばれました。この映画は、愛と平和、非暴力をテーマに掲げるモナコ・モンテカルロで開催される映画祭でのオープニング作品の一つです。この素晴らしいニュースは、11月21日から始まる映画祭の幕開けを彩ります。
映画は、石神誠久監督の初出世作で、ドキュメンタリータッチの短編フィルムとして制作されました。震災から14年もの間、笑顔を復興の力として訴えてきた美有姫の活動が色濃く反映されています。特に彼女が主宰する「スマイルトレーニングⓂ︎」は、地域の人々に元気を与える活動の一環として展開されており、映画にもその様子が描かれているのです。
 地域を巻き込んだ笑顔の力
美有姫は、亜細亜大学の教授であり、ホスピタリティ・マネジメント学科においてゼミナール「MYK」を指導しています。ゼミ生と共に笑顔復興活動を行い、毎年開催される「石巻川開き祭り」など地域行事への参加もしてきました。本作は、その活動の成果を映し出したものなのです。
「MYK」の公式HP【https://www.myk.today/】では、彼女の研究成果として、美しい笑顔が溢れる様子を知ることができます。石巻市民への笑顔の伝授や、清掃活動、ライブイベントと多岐にわたる活動が紹介されています。本作では、石巻市の自然美が堪能できるシーンも満載で、地域の魅力再発見につながる内容になっています。
 モナコ国際映画祭について
「モナコ国際映画祭」は、2003年に創設され、毎年モナコ・モンテカルロで行われている映画祭です。この映画祭では、愛や平和、非暴力をモチーフとした作品が選出され、これまでにも多くの著名人が参加してきました。デヴィッド・リンチやポール・マッカートニーといったインディペンデント映画のレジェンドも映画祭に足を運んできており、今後の未来を感じさせる特別なイベントとなることでしょう。
 世界に笑顔を届けるメッセージ
美有姫は、国連開発計画で「世界平和と笑顔」についての講演も行っており、今回の映画祭での初主演は彼女のキャリアにおいて大きなステップです。映画祭の開催にあたって、美有姫は学生たちと共に記念映像を撮影したり、観客との交流を重ねています。この映画が多くの人々に笑顔をもたらすことを願って、彼女の挑戦が始まります。
映画監督の石神誠久は、自らも「戦争や自然災害が多い現代に、笑顔を届けることが大切だ」とメッセージを発信しています。映画「Let's go! Love Ishinomaki 'United smiles across the world'」は、そのような思いを込めた作品となり、彼の初監督作品としてモナコの地で甦るのです。映画は決して短い旅ではありませんが、観客の心に残るストーリーを紡ぎ出す準備が整いました。