猫街の探偵物語
2025-11-27 15:38:27

昭和モダンと猫が織りなす朗読劇「ネコたん!」が開幕

猫街の探偵たちが繰り広げる物語



2025年11月26日、池袋・あうるすぽっとにて、朗読劇「ネコたん!〜猫町怪異奇譚〜」が開幕しました。この作品は、詩人・萩原朔太郎による小説『猫町』の世界観を基にした、昭和モダンと猫をテーマにしたオリジナルコンテンツです。参加したのは、豪華な声優陣39名で、猫たちだけが暮らす街「猫町」を舞台に、様々な事件が展開されます。主人公・迷路ソマリと相棒・雨宮将太が直面するのは、猫町中を巻き込む凶悪な連続爆破事件。この事件に立ち向かう二人の迷探偵バディがどのように活躍するのかが見どころです。

物語は猫町署への爆破予告の電話から始まります。新人警官の龍石流依と先輩警官の君山皐月がこの不自然な要求に応え、猫たちを避難させる準備をする姿が描かれます。そうした中、探偵猫の迷路ソマリが登場し、作品の主題歌を元気いっぱいに披露し、会場は大いに盛り上がります。さらに弁士の滝佳保子が登場し、作品の世界観を軽快に紹介し、観客を物語に引き込んでいきます。

本作では、それぞれのキャラクターの性格が丁寧に描かれています。迷路ソマリは天真爛漫で行動力にあふれた猫である一方、雨宮将太は冷静沈着で優れた推理力を持つキャラクター。物語が進行する中でさらなるキャラクターたちが加わり、特に悪役の押井風太郎が物語を複雑にしていきます。観客にはすでに犯猫の正体が知られており、彼がなぜ爆破を企てたのかという背景を探る楽しみが加わっています。

作品全体にはエンタメ性が溢れています。約100分間、休憩なく展開される物語は、観客の注意を引きつけ、コミカルかつシリアスな猫たちの冒険を楽しむことができます。この舞台においては、猫耳をつけたキャストたちの衣装や、スモークと照明で表現された爆発など、視覚的楽しさも盛り込まれています。

キャストの演技も作品の魅力を高めています。キャラクターたちの相互作用や表情によって、それぞれの個性がリアルに伝わり、観客は感情移入しやすくなっています。特に、各キャラクターの関係性が深掘りされ、観客自身の日常の問題と重ね合わせて楽しむこともできるのです。

この「ネコたん!〜猫町怪異奇譚〜」は、東京の舞台芸術交流センターで2025年11月26日から30日までの間、日替わりキャストで上演されます。ぜひ、さまざまな組み合わせで繰り広げられる物語を体験してみてはいかがでしょうか。猫たちが魅せるミステリーの世界に、あなたも魅了されることでしょう。


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