松岡和子の舞台裏
2025-03-14 09:03:03

翻訳家・松岡和子が語るシェイクスピア翻訳の舞台裏と人生の軌跡

松岡和子さんのシェイクスピア翻訳の旅



毎週日曜日21時30分から放送されているTBSラジオの番組『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』には、志を持って各分野で活躍する人々の姿が映し出されます。特に3月16日と23日の放送回には、翻訳家の松岡和子さんがゲストとして登場します。彼女の長い翻訳のキャリアや、シェイクスピア作品への深い思い入れについて伺います。

シェイクスピア全作品の翻訳



松岡さんがシェイクスピア全37作の翻訳に挑んだのは、実に約28年にも及ぶ長い旅でした。彼女は、著名な演出家である蜷川幸雄さんの全作上演プロジェクトに参加し、舞台制作と並行して翻訳を進めてきました。その中で、蜷川さんとの出会いや、彼の稽古場で見せる素顔、さらには翻訳過程でのダメ出しなど、貴重なエピソードを話してくれます。

初回の放送では、松岡さんが蜷川さんのスタイルや演出方法に強く影響を受けた背景について詳しくお聞きします。特に、舞台の空気感やリハーサルにおける微細な変化を翻訳に反映させるという彼女の姿勢は、シェイクスピア作品の理解を深める大きな手助けとなったといいます。

「ロミオとジュリエット」の秘密



第二夜の放送では、特に「ロミオとジュリエット」にまつわるエピソードが語られます。上演にあたり、松岡さんはある違和感に気づいたとのことです。それは、原作の持つ情熱や悲劇的な側面をどのように日本語に翻訳するかという大きな課題でした。この瞬間が彼女にとって翻訳家としての転機であり、シェイクスピアの真髄を理解するための重要な視点を提供してくれたのです。

また、大学時代にはシェイクスピア研究会に所属し、初めて舞台の魅力に触れた経験も語られる予定です。この時期の仲間や教授たちとの交流が、彼女の翻訳家としてのキャリア形成にどのように影響したのか、その心の葛藤や成長の過程を伺います。

松岡和子の翻訳家としての思考



松岡さんの翻訳の背後には、常にシェイクスピアへの深い敬愛と理解が流れています。彼女は単に言葉を訳すのではなく、それぞれの作品の持つ深いテーマやキャラクターの内面を明確に伝えることを目指しています。そのため、彼女の翻訳は多くの舞台で評価され続けているのです。

番組『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』では、松岡さんの翻訳家人生を通じて、シェイクスピア作品がどのように日本の舞台に息づいているのかを感じられる貴重な機会となります。。

ぜひ、ラジオを通して松岡和子さんの独自の世界観に浸りながら、彼女がどのようにしてシェイクスピアの翻訳を成し遂げたのか、その魅力に触れてみてください。


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