トレカ投資の実態とは?
今やトレーディングカードゲームは子どもの遊びに留まらず、大人たちにとっても大きな趣味であり、さらには投資対象としても注目されています。近年、この熱は高まる一方で、特に20代から60代までの幅広い年齢層が、トレカ投資に参入しています。
今回は、トレカ投資を経験した100名へのアンケートを基にした調査結果をもとに、トレカ投資の実態を詳しく解説します。
調査概要
調査対象:トレカ投資経験者100名
年齢層:20代〜60代
調査方法:インターネットアンケート
実施期間:2025年7月1日〜2025年7月15日
トレカ投資をしている層の変遷
アンケート結果によると、現在もトレカ投資を続けていると答えた人は全体の55%でした。年齢層別に見ると、特に30代が多くを占め、その背景には、収入面での余裕や子ども時代に親しんだ背景が見受けられます。この世代は投資の趣味と楽しみを両立させることができるため、より多くの人々がトレカに投資を行っていることが分かりました。
人気のトレカタイトル
最も多く選ばれた投資対象はポケモンカードで、86%という圧倒的支持を受けています。次に遊戯王(26%)、ワンピース(13%)と続きます。これらのシリーズはそれぞれ忠実なファンを持ち、高値で取引されることから投資対象として注目されています。
投資対象としてのカードの特徴
投資対象のカードが選ばれる理由には、好ましいキャラクターやイラストレーターの人気、希少性、レアリティ、グレーディングの評価などが挙げられます。特に、状態の良い古いカードやプロモーションカードは、価値が上がりやすい傾向があります。
カードの入手方法
トレカ投資のためにカードを手に入れる方法は主に3つ。シングル買い、パック開封、オリパ購入です。中でも、シングル買いは狙いのカードを相場に応じて購入でき、リスクを抑えた堅実な手段として評価されています。
投資額と利益の現実
調査結果では、トレカ投資には「1〜5万円未満」と「10〜50万円未満」の層がそれぞれ35%を占めると出ました。また、利益的には「1〜5万円未満」が33%を占め、少額からでも投資できる点が支持されています。
売却とその傾向
多くの参加者は3か月以内に売却する傾向があり、再販や環境の変化に応じて短期での投資スタイルが根付いているのが実情です。売却先にはフリマアプリが挙げられ、クリエイティブな取引ができるため多くの支持を集めています。
SNS情報の活用
トレカ投資においては、SNSが重要な情報源として定着。特にTwitterやYouTubeからリアルタイムで相場のトレンドや話題のカードを追いかけることで、投資判断に直結しています。
グレーディングの利用状況
また、全体の42%がグレーディングを利用しており、特に高値で売却できることが大きな理由です。ただ、依然として利用したことがないという層も多く、利用者のニーズが現れていると言えます。
投資から趣味へ
最後に、今後も続けたいと考えている人が34%に対し、様子見や撤退を考える人も多数おり、トレカ投資が今後どのように発展していくかが注目されます。投資だけにとらわれず、趣味としての側面にも目を向けて楽しむことが求められる時代になりつつあります。
この調査結果を通じて、トレカ投資の拡大とその背景、さらに今後のスタンスに関する洞察が得られることを期待しています。