『炎夏の花』公演
2025-07-21 19:44:48

STU48が届ける朗読劇『炎夏の花』で平和の尊さを語りかける

STU48の朗読劇『炎夏の花』について



2025年7月18日、広島のエディオン紙屋町ホールにおいて、STU48の個人ファンクラブが主催するオリジナル朗読劇『炎夏の花』が上演されました。本作は被爆80年を迎えた特別な年に、平和の大切さを再考し、観客にそのメッセージを届けることを目的としています。

物語の概要



本朗読劇は、現代の女子高校生たちが修学旅行で広島を訪れ、歴史の影響を受けた地元の少女たちと出会うストーリーです。主要な登場人物は、現代の高校生・そら(信濃宙花)とせり(尾崎世里花)、そして原爆で命を奪われた少女・さえ(高雄さやか)ときよ(原田清花)です。若い世代が過去の出来事によってどのように平和を理解していくのかが描かれており、観客は彼女たちの心の成長を目の当たりにします。

劇中で描かれる歴史


原爆ドームのかつての姿や、日常が一瞬にして奪われた出来事が少女たちの対話を通して表現されています。高校生たちが平和学習に無関心だったところから、徐々に過去の重みを実感していく様子は、圧倒的な視点を提供し、観客に深く考えさせる力を持っています。特に、原爆投下直後の描写は、言葉と声のみで壮絶な情景を描き出し、聴衆の感情を揺さぶりました。

深い感情の交流


終盤には、被爆の歴史を知り、そこにつながる思いが語られるシーンがあります。「ここは世界で初めて原子爆弾が落とされた場所だって有名になってしもうたけど、うちにとっては普通の場所だったんよ」とのセリフには、当時生活していた人々の思いが込められています。この発言は、記憶と歴史を忘れないでほしいという強い願いを感じさせ、観客に深い余韻を残しました。

キャストの思い


公演後、キャストたちはそれぞれの演じた役について思いを語りました。高雄さやかは、「平和文化アンバサダーとして、今後も平和の重要性を伝え続けたい」と述べ、感情が溢れて涙を流したことを明かしました。信濃宙花は、「この作品から多くを学び、多くの人に平和について考えてもらえることを願いたい」とコメントしています。尾崎世里花は、長崎出身であり、平和を学ぶ機会の重要性を強調しました。

未来への責任


原田清花は、被爆80年という重要な年にこの作品に関わり、平和の尊さを伝えることができたことに感謝を表しました。彼女は、「今を生きる私たちが平和を守る責任がある」と語り、メンバー全員が平和の大切さを真摯に捉えている様子が伺えます。

未来の公演予定


この朗読劇『炎夏の花』は、東京でも再演されることが決まりました。2025年7月25日には、池袋のSTU48東京劇場での公演が予定されています。被爆の地・広島から、次世代の人々へと平和のメッセージが広がることが期待されます。

この作品は、観客に平和と命の大切さを考えさせる貴重な機会となっています。そして、グッズの売上の一部は、広島の被爆に関する支援活動に寄付される予定です。STU48を通じて受け継がれる平和の思いは、これからも私たちの心に残り続けることでしょう。


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