HUISが大賞受賞
2025-11-13 08:39:00

HUISと久留女木の棚田プロジェクトがグッドデザインしずおか2025大賞を受賞

HUISと久留女木の棚田プロジェクトが大賞を受賞



最近、静岡県経済産業部が主催する「グッドデザインしずおか2025」の大賞(知事賞)に、株式会社HUISと久留女木地域振興協議会が取り組む「遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト」が選ばれました。このプロジェクトは、地域の活性化と持続可能な発展を目指し、久留女木の棚田で生産された綿花を用いて遠州織物を織り、その製品を全国で販売するというものです。

グッドデザインしずおかは、静岡県内で優れたデザインを評価し、地域産業を活性化させることを目的に1980年代から続くプログラムです。中小企業などがデザインを活用することを促進し、地域の優れた作り手たちの努力を広く知らしめる役割も担っています。今回、賞を受賞したことにより、HUISと久留女木地域の連携がより一層強化され、地域の魅力を引き出すきっかけとなることが期待されます。

プロジェクトの具体的な取り組み



「遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト」は、農業と繊維産業をつなぐ参加型プロジェクトとしてスタートしました。綿花の生産から最終的に服となって販売されるまで、様々な工程を経ていきます。中心となっているのは久留女木の棚田で、ここでは地域資源を生かして綿花が栽培されています。種まきや収穫体験イベントを通じて、地域の人々が参加し、農業の大切さを体感できる機会を提供しています。

収穫した綿花は、地元の事業者により種取りから紡績、織り、縫製までの工程を経て、最終的にシャツやブラウス、スカートといった製品に仕上げられます。特に注目すべきは、障害者就労の支援を行っている事業所との連携です。彼らが「綿繰り」の工程を担当し、農業と福祉、繊維業が結びつく新たな形態が実現しました。

地域の魅力を引き出す



このプロジェクトのユニークな点は、ただ製品を作るだけでなく、そのプロセス全体に地域の魅力を詰め込んでいるところです。製品の値札にはサプライチェーンが明記されており、消費者がどのようにして商品が生まれたのかを理解できるようになっています。さらに、QRコードを通じて製作過程の様子を動画で見ることができ、この「見える化」が商品の価値を高めています。

また、「全国棚田サミット」が令和8年11月に浜松市で開催される予定で、これを機にプロジェクトの認知度が一気に上がることが予想されます。地元企業の協力を得て、地域の環境を保全しながら持続可能な産業の発展を目指している新たな取り組みとして、多くの注目を集めています。

プロジェクトの今後



HUISのアパレルブランドは、すでに全国各地でその名を広めていることに加え、地元産業との連携を深めていくことで、さらなる成長が期待されています。将来的には、地域の伝承文化や環境保全の取り組みをより多くの人々に知ってもらうことで、持続可能な地域社会の構築へとつなげたいと考えられています。これからの動きに注目です。

まとめ



HUISの「遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト」による取り組みは、地域の魅力を引き出し、産業活性化に貢献する大変意義深いものです。今後の展開が楽しみです。


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