国際女性史月間を祝うショートフィルム特集が配信開始！

国際女性史月間を祝うショートフィルム特集

3月は、国際女性史月間として、女性の多様な生き方に注目が集まる時期です。渋谷区に拠点を置く株式会社ビジュアルボイスが運営する「ブリリアショートショートシアターオンライン（BSSTO）」では、この特別な時期に合わせて、世界中から厳選したショートフィルムを連続配信しています。本日から始まったこのイベントで、視聴者はさまざまな国の女性たちの物語に触れることができ、彼女たちの生き方や考え方に共感を深めることができます。

配信される作品は、フランス、イラン、イスラエル、ポーランドの全4作品。最初に紹介するのは、アイルランドの女性建築家アイリーン・グレイのエピソードを描いた『アイリーン・グレイの孤独（E FOR EILEEN）』です。この作品は、1930年代に彼女が設計・建築した海辺のヴィラ「E.1027」を舞台に、アイリーンが抱える孤独や苦悩に焦点を当てています。監督はBrennan GerardとRyan Kellyの二人。美しいヴィラを背景に、彼女の複雑な感情が描かれます。

続いて、第2週に配信されるのはイランからのアニメーション『制服の下の私（Our Uniform）』です。この作品では、少女がかつてのユニフォームを通して学生時代の思い出に浸り、幼い頃の服装の慣習がもたらす社会的影響を風刺的に描きます。視覚的にも心に響くメッセージが込められています。

第3週には、イスラエル発のドラマ『エリシャの手紙（More Than Friends）』が登場します。この物語では、独特の個性を持つレズビアンの母親が、息子の心の葛藤を見つめ入る様子が描かれます。彼女は息子が書いたラブレターを発見し、息子の社会的立場を気に掛けながら新たな愛への道を探ります。

最終週には、1940年代のポーランドを舞台としたアニメーション『マグダ（MAGDA）』が配信されます。この作品は、15歳の少女マグダがレジスタンス活動に参加し、ヒトラーによる侵攻から仲間を救うために奮闘する姿を描いています。スキーの特技を駆使して、彼女が見せる勇気と決断には心を打たれます。

この特集を通じて、多様な女性のストーリーに触れ、彼女たちの苦悩や喜びに共感することで、新たな価値観を発見できることを期待しています。オンラインで観ることができるこの特集は、まさに今こそ見るべき内容なので、ぜひお見逃しなく！

ブリリアショートショートシアターオンラインについて

BSSTOは、毎週水曜日に開催されるショートフィルムのオンラインシアターで、特に国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」が選定した作品を提供しています。過去には横浜で実際のシアターを運営していた経験を生かし、今後も多種多様な短編映画を観客に届け続けていきます。興味のある方は、簡単な会員登録をすることで、常時12作品を無料で楽しむことも可能です。映画に触れることで、人々の情熱や思いに親しみ、新たな発見があることを願っています。