ロビンソン酒場漂流記で知床の味を堪能!
11月8日(土)の夜10時から放送される特番「ロビンソン酒場漂流記」では、お笑いタレントのマキタスポーツが東京の瑞江で、北海道の名物料理を楽しむ不思議な酒場の物語をお届けします。都営新宿線瑞江駅から徒歩29分という少々遠い立地にあるこの酒場、名付けて「しれとこ」は、どこにでもある繁華街から遠く離れた場所に位置しながら、地域の人々に愛され続けています。
知床の香り漂う「しれとこ」
店の外観は、迫力ある木材が使用され、まるでテーマパークを訪れたかのような驚きがあります。暖簾をくぐると、店内はさらに圧巻。知床の原木で包まれた空間は温かみが感じられ、そして何よりも目を引くのが巨大な熊のはく製。これはまさに、知床の自然を感じさせる素晴らしい演出です。
「しれとこ」は1960年に創業し、初代が「北海道の本場の味を東京で提供しよう」と決意し、知床半島から持ち帰った原木を使って店を自作したという歴史があります。現在は3代目がその意志を受け継ぎ、厨房では2代目が料理長として腕を振るい、初代の娘である3代目の母が女将を務めています。こうした歴史と家族の情熱がこの場所に息づいています。
食と酒のマリアージュ
マキタスポーツはまず、北海道産のじゃがいも焼酎を注文し、その味わいの深さに舌鼓を打ちます。続けて、羅臼昆布でニシンを巻いた「こぶ巻き」と、つぶ貝の生姜醤油和えをオーダー。どちらもじゃがいも焼酎と絶妙にマッチし、マキタもその美味しさにうっとり。
更に、ほっけのフライを含むミックスフライも試食。彼は「ほかの魚のフライとは一味違う爽やかな風味がある」と語ります。そして夕食の締めには、しゃけの海苔巻きや、羅臼昆布だしとハナサキガニのカニ汁、タラバガニの玉子焼きが登場し、贅沢な海の幸に心が満たされます。どの料理も知床の豊穣な海の味わいがありありと感じられました。
冒険心を刺激する酒場体験
「ロビンソン酒場漂流記」は、孤島で生き延びたロビンソンクルーソーにちなんで名付けられた概念で、どの駅からも遠く離れた場所にあるにもかかわらず、多くの人に愛され続ける酒場を取り上げています。今夜の放送では、マキタスポーツがその酒場の物語に耳を傾けながら、絶品料理を楽しむ様子が描かれます。
視聴者もまた、マキタと共に「ロビンソン酒場」の冒険に出かけ、そこにある人々の物語や料理の数々を通して、知床の魅力を再発見することになるでしょう。これはただのグルメ番組ではなく、訪れるべき新たな酒場を発見する旅でもあるのです。
この番組は、Webマガジン「考える人」のコラム「ロビンソン酒場漂流記」を実写化したもので、そのリアルな体験が視聴者に何をもたらすのか、放送を見逃せません。あなたもぜひ、マキタスポーツと一緒にこの不思議な旅の一員になってみてはいかがでしょうか?