京都産メンマプロジェクト
2025-08-01 11:54:25

京都の竹を使ったメンマ製造、学生と一緒に実践するプロジェクト

地元とつながる新しいメンマ体験



キラメキノ未来株式会社が進める『京都産メンマプロジェクト2025』は、京都府立八幡支援学校の学生との共同作業を通じて地域に根ざした新しい食文化を築こうとする試みです。昨年から続くこのプロジェクトは、地元の竹を使った国産メンマの製造を目的としていますが、今夏は学生たちが実際に竹の採取に関わることによって、学びと食の楽しさを体験することができました。

プロジェクトの一環として行われた試食会は、特に注目に値します。代表の久保田社長が直接講師となり、学生たちは自ら収穫した竹の幼木を使って「キラメキノトリ」の人気メニューである鶏白湯らーめんを作りました。完成したメンマをトッピングして食べた学生たちからは、「自分たちの竹が料理になってとても嬉しい」という喜びの声や、メンマ作りの思いのほかの難しさに驚く声などが寄せられました。この実体験は、学生たちに食の大切さを伝えるだけでなく、地元の食材を使う喜びを実感させるものとなりました。

地産地消を越えた意味



キラメキノ未来には、ただの地産地消にとどまらない意味があります。スタートから数年を経て、確かな成果を生み出しているこのプロジェクトは、地域の竹林における高齢化や人手不足の問題にも少なからず寄与しています。実際、竹林の管理を行う方々からの期待の声も聞こえてくる中で、学生たちの活動が新しい風をもたらしていることが伺えます。

また、キラメキノ未来では、竹を使ったメンマの製造を自社のセントラルキッチンでも行っており、年間およそ1.2トンのメンマを生産しています。これは昨年の700キロから1.7倍に増えており、ますます地域資源の活用が進んでいることを示しています。

この京都産メンマは、2023年9月1日から「キラメキノトリ」の数店舗で、鶏白湯らーめんのトッピングとして提供される予定です。これに合わせて、国産メンマ丼の新商品開発も進めており、地域の食材を中心にしたメニュー展開が期待されています。

コミュニティでの役割



今回のプロジェクトには、京都芸術大学が参画し、放置竹林の問題もアートを通じて解決を目指しています。9月には、メンマをモチーフにしたマスコットキャラクターのステッカーで店舗を装飾し、国産メンマを注文したお客様にオリジナルのおみくじやステッカーをプレゼントする企画が計画されています。学生たちがデザインしたチラシも店頭に置かれ、竹林保全や地域の食材の利用の大切さを広める活動が展開される見込みです。

今後の展望



キラメキノ未来の社名、そして「キラメキノトリ」の理念には、「ラーメンも人もキラキラと輝いてほしい」という願いが込められています。今後もラーメンを通じて笑顔あふれる社会作りを目指し、地域とのつながりを強化していきます。

加えて、9歳以下の子どもを対象に「お子様らーめん」を無料で提供する initiative も行い、より多くの子どもたちに「自分の一杯」を届ける機会を設けています。このような活動から、食が持つ社会的な価値を広げ、地域資源の活用に一層力を入れていきます。

このように、キラメキノ未来の『京都産メンマプロジェクト2025』は、単なる食文化の創造にとどまらず、地域社会全体を巻き込んだ大きな意味を持つ取り組みとなっています。今後の活動に注目が集まる中、さらなる地域貢献と新しい食体験の共有を目指して、邁進していくことでしょう。


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