ワンダーフェスティバル、初のアメリカ開催決定
2026年5月、造形とフィギュアの世界的イベント「ワンダーフェスティバル」がアメリカで初めて開催されることが決まりました。このイベントは、日本を代表する造形文化の祭典で、アメリカでは「MomoCon」とのコラボレーションにより実現します。
ワンダーフェスティバルとは
1985年に始まったワンダーフェスティバルは、アニメやゲームをテーマにしたフィギュアやガレージキットを展示・販売する場です。当初は参加者同士の交流を目的とした小さな規模からスタートしましたが、現在では1日で3万人以上を動員するまでに成長しました。このイベントの所在地を超えて、2024年にはタイ・バンコク、2025年には韓国や中国・上海でも開催予定です。
初めてのアメリカ開催
今回のアメリカ開催、「Wonder Festival at MomoCon」として、アトランタのジョージア・ワールド・コングレス・センターで行われます。このイベントは、日米のクリエイターやファンがともに交流し、自分の作品を発表する新しい国際的な舞台を作ることを目指しています。主催者の宮脇修一氏も「ガレージキット文化が、世界中のクリエイターやファンに広がっていくことを楽しみにしています」と語っています。
MomoConとのコラボレーション
MomoConは、アメリカでも有数のポップカルチャーイベントで、2026年には21回目を迎えます。今年の予想ユニーク来場者数は6万人以上、総来場数は15万人以上にも達する見込みです。アトランタは交通の要所であり、海外からのアクセスも良好なため、出展者にとっても魅力的な地域です。
コラボレーションの背景
MomoConは、2005年にアメリカ・ジョージア工科大学のアニメ&ゲームクラブを起源としたイベントで、アニメ、ゲーム、コミック、コスプレなど多様なジャンルを網羅しています。今や若年層からの支持も高く、オンラインでも注目される存在となりました。「ワンダーフェスティバル」とMomoConの組み合わせは、新たな文化的交流を促進する橋渡しとなるでしょう。
実施概要
「Wonder Festival at MomoCon」は、2026年5月21日から24日まで行われ、専用エリアは約4,600~9,300平方メートルに及びます。日本や海外の主要フィギュア・模型メーカーの出展、ガレージキット作家の展示販売、さらには限定コレクションや文化的な企画が予定されています。これにより、日米のフィギュア文化が一堂に会し、ファンにとって魅力的なプログラムが展開されることが期待されています。
主催者のコメント
「ワンダーフェスティバル実行委員会」代表の宮脇修一氏は、「アメリカでこのイベントを開催できることは、造形文化のさらなる発展の一歩です。」と熱意を表現し、期待を寄せています。また、MomoConの代表者も「日本とアメリカのクリエイターとファンが交流し、情熱を分かち合う特別な体験を提供します。」とコメントしています。
結論
初めてのアメリカ開催となるワンダーフェスティバルが、どのような感動をもたらすのか、非常に楽しみです。コラボレーションイベントとしての成功が期待される中で、双方のファンやクリエイターが集う興奮の場が展開されることでしょう。私たちも今から楽しみにこのイベントの進捗を見守りたいと思います。