ユナイテッドアローズグローバルオンライン正式オープン
株式会社ユナイテッドアローズが、2025年9月2日に海外向けの越境ECサイト「ユナイテッドアローズ グローバル オンライン」を正式にスタートしました。この取り組みは、同社が2023年5月に発表した中期経営計画「UA MULTI戦略:グローバル拡大」の一環として行われ、海外のお客様へのアプローチを強化するためのものです。
海外向けのブランド展開
新たに開設されたこの越境ECサイトでは、ユナイテッドアローズの主要ブランドである「UNITED ARROWS」「BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS」「UNITED ARROWS green label relaxing」に加え、「DRAWER」「ROKU」「AEWEN MATOPH」など、計約30ブランドのアイテムを取り揃えています。これにより、海外のお客様にもユナイテッドアローズの魅力を直接届けることが可能になります。
また、サイトは多言語対応と通貨のローカライズにより、各国のお客様がよりスムーズに利用できるように設計されています。決済方法も各国に合ったスタイルを導入し、快適で個々に合わせたショッピング体験を提供します。
ブランド紹介や取り組みを発信
ECサイトには、各ブランドの魅力を紹介するページが設けられており、例えばブランド「DRAWER」や「ROKU」、「AEWEN MATOPH」などが詳しく紹介されています。これにより、ブランドイメージや商品の特性をしっかりと知ってもらえる機会が作られています。
さらに、ユナイテッドアローズの取り組みや新作アイテムに関するコンテンツも定期的に発信されるため、ユーザーは最新情報を常にキャッチできます。公式SNSアカウントも設置されており、ブランドの最新情報やキャンペーン情報も共有されています。
海外事業の拡大に向けた展望
ユナイテッドアローズは、2032年を見据えた長期ビジョン「美しい会社 ユナイテッドアローズ」のもと、グローバル展開を加速していく方針です。台湾、中国、タイ、シンガポールなどにおいて店舗拡大を進めています。2024年にはタイのバンコク、シンガポールに新店舗を出店する計画もあり、さらなる事業成長が期待されます。
特に中国本土では、これまでのポップアップストアを利用したブランド認知向上に加え、2025年には上海に直営店をオープンする予定です。このように、ユナイテッドアローズは越境ECだけでなく、実店舗を通じての展開も視野に入れ、海外でのビジネスをさらに拡大させています。
最後に、ユナイテッドアローズは、台湾の自社ECサイトや中国のECプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」を展開することで、インターネットを通じた販売強化にも取り組んでいます。2024年には、新たに「TABAYA United Arrows」という越境ECサイトもオープン予定で、日用品や工芸品を扱うことで伝統文化の魅力を発信しつつ、グローバルな顧客層へのアプローチを強化します。
この新たな取り組みを通じて、ユナイテッドアローズは国際市場での存在感をより一層強化していくことでしょう。