約10年の想いが詰まった『黒の牛』が劇場公開
映画『黒の牛』が2026年1月23日(金)より劇場公開を迎え、京都映画企画市によって実現したこの作品には多くの思いが込められています。監督の蔦哲一朗氏は、長年にわたる制作の過程を振り返り、感無量の様子で舞台挨拶に臨みました。
『黒の牛』とは?
この作品は、禅の「十牛図」に触発された男と牛の物語であり、主演には台湾の名優リー・カンション、映画『国宝』で知られる田中泯が名を連ねています。音楽には、故坂本龍一氏の楽曲が使用されており、物語の深みを引き立てています。国際共同製作として、日本・台湾・アメリカの協力のもと、70mmフィルムで撮影されたこの映画は、特にその映像美が際立っています。
舞台挨拶の様子
公開初日の1月24日(土)には、ヒューマントラストシネマ有楽町にて、監督やキャスト陣が登壇し、心温まる舞台挨拶を行いました。蔦監督は「公開までの約10年が一瞬のように感じる。これも坂本龍一さんのおかげだ」と胸の内を語り、観客と共に喜びを分かち合いました。また、24日から25日には、新宿ケイズシネマ、横浜シネマリンでも連続して舞台挨拶が行われました。
映画の制作背景
『黒の牛』は、京都映画企画市というコンテストから生まれました。この取り組みは、優れた映画企画を育成するために、関係機関が手を組んで実現したものです。その結果、選ばれた映画企画には、パイロット映像制作の機会が与えられ、撮影後に長編化を図るという流れが確立されています。
受賞歴と特別イベント
また、映画は2024年に「第37回東京国際映画祭」でのプレミア上映を持ち、さらに2025年には「第49回香港国際映画祭」で最高賞の「Firebird Award」を受賞。作品の評価が高まりを見せています。
さらに、特別展覧会も開催中で、牛嶋神社ではメディアアート版が常設上映されています。この機会に、映画とは異なる視点からの作品を楽しむことができるのも魅力です。
観るべき理由
この映画は、完成までに8年の歳月を経て、豪華なキャストや美しい映像美で、観る者を魅了します。物語の深みや、ビジュアルの美しさをぜひ劇場で体験し、自分自身の内なる宇宙を感じてください。1月31日(土)には、京都シネマでも舞台挨拶が行われる予定です。映画界で注目を集める『黒の牛』が、あなたを待っています。